■夫が育休をとるベストタイミング3:妻の職場復帰後

激動のそして何より素晴らしい子育ての日々も1歳になってくれば、随分と落ち着いてくるのではないでしょうか。またこの1歳を迎えるころに、育休中のママは職場復帰を、いったん退社して社会復帰を希望しているママは再就職の検討をすることが多いです。 確かに育児や子育てに慣れてきたとはいえ、社会復帰後はそれらの日常にプラス、仕事・保育所への送り迎えが増えてくるわけですから、復帰直後のママは心身ともに非常にハードなはずです。 おそらく何より大変だと考えられるのは、「職場の時間のスピードに体と心を合わせなければならないこと」でしょう。 こんなときこそ、同じく働く立場の人間として、何より夫として、ママが職場のスピードに心身ともに慣れるまで、育休をとって寄り添ってあげましょう。


■育児休暇を利用して、夫婦や親子の絆を深めましょう

既述の通り日本の企業では、男性の育休は取りづらいのが現状です。ただ、育休が取りづらいからと言ってせっかくある制度を利用しないのは、非常にもったいない話です。 例えば厚生労働省の「平成30年度雇用均等基本調査」によると、女性の育休取得率は82.2%だそうです。この取得率も今から20年ほど前は49.6%でした。つまり20年という長い歳月が必要だったものの、ここまで育休取得率は伸びたわけです。 ですからまずはあなたから、奥さんが大変なときに育休を利用することで、これから家庭を築いていく未来のパパたちの先駆者として、そして何より自分の命と同じくらい、いやそれ以上に大切な家族を守ってあげてください。 きっとあなたの勇気ある育休取得という行動は、今後の家族と過ごす人生をより豊かなものにしてくれることでしょう。


■まとめ

日本ではまだまだ、男性が育児休暇を取得する割合は低いです。ただ、産後から1年ほどの女性は、心身ともにかなり疲弊しています。 そんなときこそ、愛する家族を守るためにも、育児休暇を取って妻をねぎらうことで、目には見えない家族愛を態度で示してあげましょう!