皆さんは、内閣府が掲げている「2020年に男性の育児休業取得率13%」という目標数値をご存じですか?しかし現実は、2020年までに1年を切っている現時点での男性の育児休業取得率は、なんと10%にも満たない状況です。 ここでは男性が育児休暇を取りやすいタイミングについてご紹介しましょう。
■日本のお父さんと育児休暇について
厚生労働省の「平成30年度雇用均等基本調査」によると、日本の男性の育児休業(以下、“育休”と略します)取得率は6.16%だそうです。確かに昨年度の取得率5.14%から約1%増えてはいますが、世界の男性の育休取得率と比較すればかなり低いです。 例えば、独立行政法人労働政策・研修機構の『ヨーロッパの育児・介護休業制度』によると、ノルウェーの男性の育児休業取得率は89%、ポルトガルは68%(2013年:義務化部分)、ドイツ29.3%(2012年)と、もっとも取得率が低いドイツでも日本の約5倍の取得率になります。 しかも産経新聞によると、その数少ない育休取得者の実に6割が、取得日数は「5日未満」と答えています。 以上のように、日本ではまだまだ男性の育休取得体制は整っていないのが現状のようです。それではこの状況を打破するために、育休を比較的取得しやすいタイミングをご紹介します。