結婚すると、お盆やお正月などには自分の実家のみならず、結婚相手の実家に帰省する機会が増えます。 夫の家族が皆良い人であったとしても、やっぱり他人は他人。義理の家族と過ごす時間が長ければ長いほど、嫁がストレスを感じずにはいられなくなるのは致し方ないことともいえるでしょう。 今回は、義理の家族と過ごす中で嫁が最もストレスを感じやすいこと、憂鬱に思いがちなこととは一体何か、またその対処法についてまとめてみました。

 

■義理の家族との会話が憂鬱

義理の家族、義理の両親との会話がおっくうだと感じる嫁は少なくありません。 場を和ませるつもりで、ちょっと夫のことをからかったとしましょう。それを冗談と受け取れずに義母が「嫁が息子をバカにした!」と判断してしまえば、もう取り返しがつきません。 義理の両親を前に、あえて彼らの息子(夫)の悪口を言おうなどと考えている嫁はおそらくいません。 しかし、言葉尻を悪い方に捉えられて、「息子をバカにした!」などという悪評を付けられてしまうのではと思って、安易に言葉を発せられない、会話に参加できないと考える嫁は多いものです。

 

■地方出身者と結婚した嫁の苦労

夫の実家が地方である場合、夫を含め義理の家族が方言を話す可能性はかなり高くなります。普段の生活の中では標準語を話す夫も、実家に帰れば一転して方言を話すということもあるでしょう。 その方言ですが、全く聞き慣れない方言である場合、嫁はかなり苦労します。 結婚当初はお互い気遣いというものがあるので、方言があまり出てこないケースもありますが、結婚してしばらくしてみると義理の家族との会話は100%方言ということも珍しくありません。 義理の家族が気兼ねなく方言を使うようになったというのは、嫁と打ち解けている証拠とも言えるので、必ずしも悪いことばかりではありません。 しかし、聞き慣れない単語、聞き取れない発音やアクセントに悪戦苦闘する嫁は、まるで全く知らない言語が話される異国の地に、突然ホームステイすることになった留学生のような状態になります。 それでも、義理の家族との会話に全く参加しないのも失礼だということで、一生懸命会話に参加しようと努力することになるのです。 その苦労は相当なものですが、方言が当たり前で育っている夫は「なんで分からないの?」と不思議がるだけで、理解を示さないパターンが多いようです。