これからの季節、欠かせないのがエアコンです。もともとは「快適に過ごすためのぜいたく品」というイメージも強かったのですが、近年は「猛暑から身体を守るための必需品」になってきていますよね。 生活に欠かせない家電製品だからこそ、気になるのが、その「お得な使い方」についてです。エアコンはどう使えばお得なのでしょうか。本格的な夏がやってくる前に、知っておきたい情報をまとめます。

 

■こまめなオンオフは電気代増加の原因に!

エアコンといえば、「電気代が高くなる原因」というイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。近年のエアコンは節電タイプが主流となっていますが、使えば使うほど、電気代がかかってくるのは仕方がないポイントでもあります。 だからこそ、ついやってしまいがちなのが、「涼しくなるまでエアコンを使って、快適になったら電源オフ!また暑くなってきたら電源を入れる」という使い方です。 しかし残念ながら、この使い方は、「エアコンつけっぱなしスタイル」よりも電気代が高くなってしまいがちなのです。 エアコンには、もともと「部屋が涼しくなったら自動で運転を弱める」という機能が搭載されています。エアコンをつけたときには、大量の電気を使って頑張って部屋を冷やす(=電気代がかさむ)のですが、部屋が冷えたあとには、エネルギー消費を抑えつつ現状をキープする(=電気代がそれほどかからない)運転へと切り替わるのです。 こまめにエアコンの電源をオンオフしていると、エアコンは何度も、たくさんの電気を使って頑張って部屋を冷やすことになってしまいます。節電のためにやっている行動が、実は電気代上昇の原因になってしまうかもしれないのですね。 ただし「24時間いつでもエアコンをつけっぱなし」という状況は、無駄も多く発生してしまいがちです。「基本的には必要なときにつけ、室内にとどまったり、外出しても30分程度だったりする場合にはつけっぱなしにする」など、臨機応変な対応を心掛けるのがオススメです。