石川由花さん/会社員 Profile 雑貨ショップ勤務を経て、飲食業界でパティシエ、カフェ店員など幅広く経験。現在はIT企業に勤めるかたわら、自宅でお菓子教室を不定期に開催している。
大きな収納家具を持たず ”遊べる”リビングに
出産を機に、夜間勤務の多い飲食店をやめ、IT企業に転職した石川さん。その自宅は、フルタイムで働いているとは思えないほどスッキリ片づいた空間です。 「もともと持ち物が少なく、雑貨店で働いた経験から、限られた場所に物をおさめることもしみついているので、忙しくても家が散らかることはあまりなかったかもしれません。工夫といえば、小さな収納を多めに確保し、物があふれたら整理することですかね」
たしかによく見ると花やオブジェが飾られた脇に、小物が入った缶やかごが置かれています。小さな収納なので、それぞれ必要な場所に点在していても、インテリアを損なうことがありません。 目につく収納といえば、テレビラックのみ。「子どもには、家事をしながらでも目が届くリビングで遊んでほしい」という思いから、中にはおもちゃがおさめられています。 「おもちゃも種類ごとに収納ケースに入れ、必要なものだけ取り出せるようにしています。特にお気に入りは手が届きやすい場所に置いてあげると、毎日出し入れしても散らかりにくいみたいです」 必要なものだけ取り出しやすい小分け収納が、のびのびと遊べるリビングを作る秘訣のようです。
(右)キッチン背面の調理台には、洋書と一緒にアルミケースが並ぶ。ケースの中には携帯電話の充電器などのほか、飲み薬など、キッチンでよく使うものを収納している。 (左上)ペンやハンコなどの文具はアクタスで購入した缶ケースに収納し、出窓に置く。 (左下)デッドスペースは収納用のケース類だけでなく、部屋に彩りを添える生花などもディスプレイ。小さい花びんはキャンドルの空きびんを再利用したもの。
子どもの目線で取り出しやすい収納に
おもちゃを収納したテレビラックはイケアで購入。使わないものまで一緒に出さないように、おもちゃの種類ごとに収納ケースにしまい、あまり遊ばないものから奥側に収納している。子どもが大好きなプラレールを思いっきり広げて遊べるよう、リビングにはできるだけ物を置かないようにし、遊べる空間を確保している。