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 共働き家庭の場合、夫婦の収入合算で住宅購入を考えている場合が多いと思いますが、立地選びは要注意です。 「庭つき一戸建て!」と、マイホームに夢ふくらみ、郊外に拠点地を移しすぎると、将来、お金でソンしかねません!

少子化による 〝住宅大供給時代〟で家が売れなくなる!?

  生活の質を保つためには、将来、子どもが家を出て家族形態が変化した段階で、住宅の住みかえを検討する必要があります。しかし、近年は少子高齢化の影響もあって、都心部でも空き家率(※)が上昇中。今後は住宅が過剰供給され、せっかく購入した住宅も売るときには資産価値が目減りしている恐れが…。 「住みかえるためには、購入した住宅の価値をいかに下げずに売るかがポイントです。先にも述べたように、都心からの乗車時間と、最寄り駅からの徒歩時間が少ないという点は必須。また、建物の維持・管理も住宅を売るうえで重要な要素になります。マンションの場合は修繕をするための積み立て金が毎月徴収されるかを購入前にきちんと確認しておきましょう」  70㎡のマンションであれば管理費・修繕積み立て金は3万円前後が理想。毎日の清掃や長期修繕計画に基づく点検・補修は、価値を維持するために重要になります。ある程度の管理コストを惜しまないことが得策といえるでしょう。 ※空き家率は総務省統計局「住宅・土地統計調査」(平成25年速報集計結果)より