実家への移動距離やママの体調にもよりますが、里帰り期間は12か月ほどが一般的。産後は1か月検診に合わせ、自宅に戻ることが多いようです。ところが、居心地が良すぎて長期の里帰りをする人も。その後、自宅へ戻ったら…大変な事態になりました! 長期間の里帰りがもたらした、思いもよらぬ影響を取材しました。

 

 

 

■「育児の主役」になる気がない(涼子さん/30/銀行員)

長男を出産したときのこと。旦那の出張が重なった時期だったこともあり、長く里帰りして実家で過ごしていました。旦那は週末だけ子どもの顔を見に来ていたので、とくに問題はないと思っていたのです。 でも、家に戻ってから「失敗だった…」と気づきました。旦那にとって赤ちゃんは「お客さん」であり、「世話をする」という感覚がありません。息子を抱いていても、泣き出すとあたりまえのように私を呼びます。 「オムツを替える」「ミルクをあげる」「抱いてあやす」などが、まったくできないのです。いつまでたっても育児の主役は私で、旦那はごく脇役。そして「だって、涼子のほうが上手いじゃん」なんて開き直る始末。 「私だって最初はできなかったけど、必死にやってきたの! あなたもできるようにがんばってよ!」と、ケンカになったことも。産まれてからずっと二人で子育てしていたら、夫婦一緒に成長できていたのかな…なんて思いました。