■田舎にはびこる専業主婦至上主義(多美子さん/35歳/広告代理店勤務)
旦那の田舎ではいまだに、働く女性よりも専業主婦のほうが「家庭を大切にしている」と称賛される風潮があります。なので旦那の実家に帰ると、あたりまえのように親戚から「いつ仕事を辞めるのか」と聞かれます。 「所帯を持ったのに、女にいつまでも働かせて…」と、旦那まで気分を害することを言われて。義両親がいい人でなければ、親戚とはとっくに縁を切っていたでしょう。先日もいつものように〝仕事を辞めろ攻撃〟を受けていると、義弟の嫁がやってきました。 彼女は専業主婦。結婚前は「お義姉さんのお仕事、とっても格好いいですよね。憧れちゃう」なんて言ってくれてました。でも田舎暮らしをしているうちにすっかり意識変革したのか、開口一番「お義姉さんは、いつまでお仕事されるんですか?」と聞いたのです。 その後も「専業主婦のすばらしさ」を語られましたけど、なんだか心底からうんざりしてしまって…「仕事がありますので」と言って、予定を切り上げて帰ってきてしまいました。よけいに印象悪くなっただろうけど、構うもんか(笑)!