■子どものユーモアセンスはどう磨く?まずは否定しないこと!

子どもたちは、成長と共に知的好奇心を爆発させていきます。ユーモアを生み出す元となる「言葉」は、子どもたちにとっても非常に身近なもの。そして非常に奥が深いものでもあります。子どもが5~6歳になると、言葉への理解を深めた上で、ダジャレやジョークを言おうとすることもあるでしょう。 大人にとっては、「それのどこが楽しいの?」と感じてしまうかもしれませんが、ここで大切なのは子どもの笑いに共感すること。一緒になって笑うことで、子どもはユーモアの楽しさや魅力に気付いていきます。 もちろん「誰かの悪口を言って笑う」など、人を見下す方向へと流れそうなときには、しっかりと止める必要がありますが、そうではないユーモアに対して、まず受け入れることで子どもは安心するものです。 両親が否定せず、笑って子どもを受け入れることで、子どもは「もっともっと!」とユーモアに対する興味・関心を高めていきます。特別なことはしなくても、どんどんセンスが磨かれていくでしょう。


■年齢別の働きかけも大事

ユーモアセンスを磨いていく上で大切なのは、まずユーモアの楽しさを子ども自身が体感することです。非常に難しいように感じるかもしれませんが、そんなことはありません。 たとえば子どもが0歳代のときには、「いないいないばぁをして、子どもと遊んであげた」というパパやママも多いことでしょう。この「いないいないばぁ」も、身体の動きを使った、立派なユーモアです。子どもが喜ぶことを、何度でもやってあげましょう。 3~4歳ごろになると、子どもたちは「当たり前の日常」というものを認識し始めます。その日常とは違う点を見つけた際に、どうしようもなく面白くなってしまう!というのが、この年代の特徴です。「ママが突然歌い出した!」「パパがママのモノマネをしている」といった行動が、子どもたちの中のユーモアセンスを刺激してくれることでしょう。 「早く!早く!」と急かしたいときでも、「○○ちゃ~ん♪はや~くごはんを食べない~と~ママ大変よ~~~」なんて歌ってみるだけで、なんとなく楽しい雰囲気になりそうですね。子どもたちにとっても、ユーモアの重要性を知るきっかけになりますよ。