■投資信託とは

投資信託とは、証券会社や銀行などの運用会社に運用を任せる投資資産のことです。投資信託には国内外の株式・債権などさまざまな金融商品が組み合わせられた数多くの商品があります。投資家は販売会社が提供している投資信託の中から希望する商品を選び、預金をするようにお金を預けたあとは運用を専門家(ファンドマネージャー)に任せて利益が上がるのを待ちます。投資信託には毎月決まった金額を積み立てていく商品もあるので、一度に大きな金額を投資することが難しいという方でも始めやすいでしょう。 運用会社は複数の投資家から資金を集め、集まった資金をもとに投資信託の商品で設定されている銘柄への投資を行います。運用で利益が生じたときには、その利益が投資家に還元されますが、損失が出た場合には投資した金額から損失分が引かれます。投資信託では元本が保証されていないため、運用が順調にいかないときには元本割れになる場合もあります。

■投資信託のリスクとリターン

投資信託のような金融商品を購入する場合には、リターン(収益)だけでなくリスクにも注意が必要です。投資信託ではさまざまな商品に投資をしています。例えば、預貯金は通常では損失がでることがなくリスクが少ないけれど、預金利息による増加もほとんど期待できない低リスク低リターンの商品です。国債や社債などの債権は、利息額が確定していて満期には投資した資金が返済されるため、預貯金よりは収益が期待できる低リスクよりの商品といえます。逆に、株のように価格が変動する金融商品は、収益が上がる可能性がある反面、暴落により大きな損失がでることも有りうるハイリスクハイリターンの商品です。