■なぜ今テレビが注目を集めているのか?

家電量販店を訪れると、売り場には数多くのテレビが並んでいます。大型化やスリム化と共に、大々的にアピールされているのが「4K対応」「8K対応」といったキーワードです。 2018年12月1日から、新4K8K衛星放送がスタートしています。これにより現在のデジタル放送よりも、より繊細で緻密な映像を楽しめるようになっています。 この4K8Kの規格で映像を楽しむためには、相応のシステムを搭載したテレビやチューナーを用意する必要があります。 アナログ放送からデジタル放送へと切り替わったときのように、4K・8K放送がスタートしたからといって、現在のデジタル放送が見られなくなるわけではありません。その点では、買い替えを焦る必要はないでしょう。 とはいえ今後の放送規格は、4K・8K放送がスタンダードになっていくと予想されています。 デジタル放送が全都道府県で本格的にスタートしたのは、2006年12月1日のことでした。このタイミングでテレビを買い替えた方にとっては、そろそろ買い替え時を迎えていると言えるでしょう。また2020年には、東京オリンピックが開幕します。「来年だと品薄になりそうだから、今年のうちに買い替えかな……!?」と考える方も増えてきています。 2019年の秋には、増税のタイミングが控えていることも考えると、やはり積極的に購入を検討したい時期だと言えるのかもしれませんね。


■4K・8Kの本当のところ

テレビの買い替えタイミングとしては、いろいろな条件が揃ってはいますが、ここで気になるのが「4K・8Kって、具体的にどんなものなの?」という点です。購入後に後悔しないためにも、きちんとした特徴を頭に入れておきましょう。 現在のテレビで一般的に使われているのが「2K」です。2Kという言葉に聞き覚えがなくても、フルハイビジョンという言葉を聞いたことがある方は多いことでしょう。両者は同じものを指しています。 2Kが約200万画素であったのに対して、4Kは約800万画素でクリアな映像を映し出します。近年はテレビの大型化が進み、大画面で映像を楽しむ方も増えてきています。従来の2Kでは、画面が大きくなるにつれて粗さが目立っていたのが、4Kになることで、より美しく鮮明な画像を楽しめるようになります。 8Kの場合は約3300万画素と、非常に大きな画素数となっています。色彩や明暗など、これまでの映像では表現することが難しかった点も、より美しく映し出してくれるでしょう。