■「自分のやりたいこと」を明確化すること
ワーママにとっても、キャリアアップは決して不可能なことではありません。しかし仕事と育児の両立を目指す上で、仕事に集中できる時間が少なくなったり、こなせる業務に制限が生まれたりする可能性も否定できません。 「ワーママとして」というよりも「人間として」、すべてのことを完璧にこなそうとするのは不可能なこと。だからこそ、ワーママである今「本当に自分がやりたいことは何なのか」という点を、はっきりさせる必要があるでしょう。 自分が本当に望んでいることをハッキリさせれば、今優先的にこなすべきことも見えてきます。仕事と育児に追われながらも、目標を見失ってしまうようなことはありません。 特に近年は、従来の「仕事=会社」という定番スタイルが崩れてきています。インターネットを活用することで自宅にいながらにして仕事をすることもできるようになってきていますし、より幅広いチャンスをつかむこともできるかもしれません。 自分のやりたいことが定まった瞬間に、ワーママとしての覚悟が決まった!という方も少なくありません。ワーママとして生きていくということは、まだまだ決して簡単な時代ではないからこそ、自分の気持ちをハッキリさせることが大切なのです。
■サポート体制を整えておくこと
社会人が本気でキャリアアップを目指そうとしたときには、やはり仕事に集中できる環境を整えることが大切です。育児と仕事の両立を目指すため、限られた時間の中で最大限効率化を目指すことも重要です。 しかし現実には……ママの努力だけではどうにもならない部分があるのも事実です。子どもの突発的な体調不良など、事前に予測不可能な出来事は、育児において付き物だからです。 だからこそ、ワーママが本気でキャリアアップを目指すのであれば、事前にサポート体制を整えておくことが重要です。自分一人で頑張るのは無理でも、家族や周囲の人と協力し合うことで、一人一人の負担を軽減することができるでしょう。 子育てのパートナーと言えば、やはり夫ですが、サポート体制を整えたいときには、自身のキャリアに対する思いを、率直に伝えるのがオススメです。「どうして協力してくれないの!?」と攻め立てるよりも、「私は子育てだけではなく、仕事も大切にして生きていきたい。だから味方でいて欲しい」と伝えた方が、相手の心に届きやすくなります。 夫婦だけで子どものケアが難しいときには、実家の両親やファミリーサポートなどを頼ることも、積極的に考えてみてください。