最近は子供が将来なりたい職業ランキングでYoutuberが上位にランキングするほど、子供にとってYoutubeは身近な存在となっています。 若年層のテレビ離れとともに、昔であれば芸能人にあこがれるところがYoutuberに変化しているようで、実際に小学生でYoutuberとして活躍している子供もいるほどです。しかし、中には学校に登校せずにYoutuberの活動をしている子供も出てきており、世の中では賛否を巻き起こしています。 そこで今回は、子供のYoutuberについてどのように世間が感じているのか、また、今後引き起こされるであろう問題について、ご紹介します。

■きっかけは宿題の拒否から

最近話題になっている10歳のYoutuberの少年は、小学校3年生から不登校を続けており、現在も学校に登校しないままYoutuberとして活動を続けています。 ネット上では賛同の声もあれば、否定する声も上がっており、賛否両論を引き起こしています。 少年Youtuberが不登校になった理由は、学校で出された宿題に疑問を抱き、宿題をすることを拒否したところ、授業の休み時間や放課後を利用して宿題をさせられるようになり、それがきっかけで不登校になったそうです。 教師のいうことをそのまま聞く同級生たちがロボットに見えてしまい、このままでは自分までロボットになってしまうと感じたことから、学校に行かないことを決意したそうです。 最初は賛同や賞賛されていた少年ですが、不登校になった理由を明かした途端、炎上する結果となり、話題にのぼるようになりました。

■学校は行くべきか行かなくてもよいのか

小学校や中学校は最低限の義務教育を学べる場であって、本人にやる気がなければいくら知識を学んだとしても、その場限りになってしまうため、勉学という意味ではあまり意味がないかもしれません。 やる気のある子供や知識を身につけたい、良い学校に入学したいと思う子供にとっては有益な場所になるかもしれませんが、そうでない場合は子供にとって、ひたすら我慢の場になることでしょう。 とはいえ、学校で学ぶのは勉強だけではありません。人間性や社会性、協調性などを身につけられる大事な場でもあります。 学校に行って勉強をさせられることがつらいだけでは、学校に行かなくて良いという理由にはあたりません。 学校は好きなことをするだけの場ではなく、我慢を身につける場でもあります。 勉強がイヤだという理由だけで学校に行かなくなった場合、将来的に社会に出たときに学校よりもさらにつらいことに遭遇すると、すぐに自分からあきらめてしまい、何度も転職を繰り返す大人になってしまうことでしょう。 しかし、学校に行きたくない理由がいじめの場合は別問題です。いじめにあっているところを無理やり学校に行かせる必要はありません。 まずは心のケアと、安心して勉強できる場を与えてあげることが大切です。