ワーママにとっては、最大の関心事とも言えるのが保育所選びではないでしょうか。なんといっても、かわいいわが子が一日の大半を過ごす大切な場所なのですから、妥協せずに選びたいものですね。そうした中、2019年の10月からは幼児教育・保育無償化がスタートします。それによって、どんな変化があるのかポイントをまとめてみました。

■認可保育所に入園するためには点数が重要

親が仕事をしている場合の子供の預け先として最も多いのが、認可保育所です。近年は、そうした保育所での待機児童問題がマスコミなどで話題となっています。待機児童とは、保育所または学童保育施設に入所申請を行っても、募集人数に対して希望者が多く入所待ちしている状態を指します。希望する保育所に入所できるとは限らないのです。 保育所には認可保育所と認可外保育施設というのがあるのですが、認可保育所の場合、地方国や自治体から運営のための補助金が出ているため、所得によって個別に異なるものの、保育料は安いというメリットがあります。一方、認可外保育施設の場合は、認可保育所と異なり、保育料は高めに設定されているのが特徴です。 親としては保育料の安い認可保育所に入園させたいところですが、入所するには審査基準があります。とくに保育所は「保育に欠けている子」であることが絶対条件です。家庭の状況を点数で判定し、シングルマザーやシングルファザー、核家族で夫婦がフルタイムで共働きなどといった優先順位があります。


そのため、希望する保育所に入所できないケースも少なくありません。 点数は勤労状況や健康状態、家族構成などをもとに算出されます。基本として時短勤務の場合は契約の勤務形態としてフルタイムとして計算されることが多いのですが、自治体によっては実際の労働時間で算出するところもあります。この場合、時短勤務者は不利ということになってしまいます。 認可外保育施設であれば、直接交渉によって入園が決定するため点数の影響はありません。多くの場合、先着順で入園が決まっているようです。 また、認可外保育施設の場合、保育料が高めになってしまいますが、2019年10月より施行される幼児教育・保育無償化があるので、条件によって保育料は安く済むかもしれません。