子どもが担任の先生と合わないときや、先生の落ち度が重なったとき。あなたは誰に相談しますか? 「去年お世話になって頼りになるから」と〝旧担任〟に相談する…実はこれ、学校において保護者が最もやってはいけない「タブー」なんです! 先輩ママたちに聞いた「成功・失敗」両方のエピソードから、あなたが頼るべき先を探しましょう!
■そりゃ言いづらいですよね(真由美さん/36歳/インストラクター)
息子が小2のときの担任は、50代のベテラン先生。頼りがいがあると言えばそうなのですが、基本的に語尾にすべて「!」がつくようなキツい口調なんです。子どもが困ったことがあって相談したときも「何がわからないの!?」と強く聞かれたとのこと。 結局「なんでもない…」と、言えないままに帰ってきたそうです。「先生は怒ってるわけじゃないんだよ」なんてフォローしてみますが、正直なところ私もそこが苦手で(分かる!)と思いながら、子どもには言えずにいました。 そんなある日、学校の行事で1年生のときの担任の先生にお会いしたので、子どもがいまの担任とうまく意思疎通できないことを、思い切って相談してみたんです。ところが…返ってきたのは「先生のやり方は人それぞれですから…」という、はっきりしないお返事。 あとから知ったのですが、実は「去年の担任の先生に相談」というのは学校ではタブーなんだそう。たしかに、いまの担任の先生が聞いたら気分も良くないでしょうし、相談された方も指摘しづらいですよね。 結局、「困ったことがあればママに言ってね」と子どもに伝えて、励ましながら1年間を乗り切りました。いまとなっては、親子の絆が深まった良い機会だったと思えるものの、当時はあれこれ本当に大変でしたね。