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家族円満に過ごす秘訣にもなるペットの存在。夫婦仲が安定するのはもちろん、子供にとっても、小さな頃から生き物と身近に過ごすのはいいことです。


近頃はいろいろな生き物がペットとして飼われるようになりましたが、その中でも定番の猫は相変わらず高い人気を誇っています。


ですが案外猫について知らない部分がたくさんあるという方も多いはず。家族や友人はもちろん、子供に話しても喜ばれそうな猫の雑学をご紹介します!

 

■猫は紀元前2000年代から人に飼われていた!

猫や犬は大昔から人間のペットとして飼われていた、ということを知っていますか?


「人が猫を飼育していた」という最古の記録が確認できるのは、エジプト第5王朝の頃の遺物だそう。エジプト第5王朝は紀元前2400年代から2300年代の王朝ですから、今から数えると4000年以上も昔のことになりますね。


その遺物には首輪をつけている猫が描かれていたのだとか。王族など位の高い人のペットだと考えられています。


それ以降も猫は世界中で愛されてきたペットですが、日本国内に限ってみれば、平安時代に書かれた文献に猫の飼育に関する一番古い記録が見つかります。


最古の記録であるエジプトのものから考えるとかなり時代をくだってからのことですが、それでも今から1000年ほどは前のことですね。


記録が残っていないだけでそれ以前から猫が飼育されていた可能性もあると考えると、日本人にとっても猫はとても親しみ深い存在なのだとわかります。

 

■世界的に見ると犬よりも猫の飼育数の方が多い!

ペットとして長く、そして広く愛されてきた生き物といえば犬と猫ですよね。そしてどちらかといえば、メジャーなのは犬という印象が強い方が多いのではないでしょうか。


ペットショップなどを見てみると、猫向けのフードやグッズに比べ、犬向けのフードやグッズの方が充実しているところもたくさんあります。


ですが実は、純粋な飼育数でいえば犬よりも猫の方がずっと多いことがわかっています。世界的に見ると、ペットとして飼われている犬の総数はおよそ1億7000匹。一方の猫は、およそ2億400万匹もペットとして飼われているのだそうです。


日本においては、長らく犬の方が多く飼われていましたが、2016年に猫が逆転。その後も猫の飼育頭数がどんどん増加しています。


逆に犬は飼育頭数の減少が続いており、2018年の統計では猫の飼育数が964万9000匹、犬の飼育数が890万3000匹と発表されています。


その理由としては、猫の飼いやすさが挙げられています。犬と違って散歩の必要がなく、室内で飼いやすいことが人気につながっており、今後も猫の飼育数は増えていくだろうと予想されているのだとか。