明らかに〝嫁いびり〟されているなら「やめてください!」と抗議もできるし、仕返しだってできる(笑)。ところが今回、お話を聞いた妻たちは「本当は〝嫁いびり〟されているのか、はたまた冗談なのか親切なのか、見分けがつかない」というのです。それは相当に、モヤモヤすること間違いなし! 嫁姑バトルの「心理戦」とも言える、妻たちのお話をどうぞ。
■「いいから座ってて」という言葉の裏には(真美さん/31歳/受付)
姑の口癖は、「なにもしなくていいから座ってて」。なにか手伝おうとしても頑なに拒否されてしまいます。最初は優しい姑でありがたいと思ったのですが「あれっ?」と思ったのは、初めて参列した法事のとき。 参列者にお茶を出そうとすると、姑に「いいから座ってて」と言われたので、黙って座っていたんです。すると親戚のおばさまたちに「あんた妊娠してるの?」と聞かれ他ので、そうではないと答えました。 すると「妊婦でもないのに座り込んで。嫁ならもっと姑さんを助けてあげなさいよ」と…返す言葉に詰まっていると、そこに姑がやってきました。助け舟を出してくれるかと思いきや、なんと黙っているだけ! おばさまたちから「都会の子は気が利かない」「時代が変わった」などと、さらなるお小言が続くなか、姑は知らんふりを貫きました。その時に気づいたんです。 「座ってて」という言葉は私を気遣ってではなく、「気がきかない嫁」と「嫁を働かせない優しい姑」という構図を、周りにアピールするためだったのでは…? 確信は持てませんが、姑の策略だったのではないかと思っています。