「食の好みが合わない」ことが理由で離婚する夫婦もいるほど、結婚生活において〝食の好み〟は重要な問題です。どちらかが我慢を強いられたり、ストレスをため込んだりしてしまうもの。そんななかでもお互いで妥協点を見つけ、円満な食生活を送っているという妻たちもに、ポイントを聞いてきました。

 

〝好みの違い〟は味つけ? 食材そのもの?(美姫さん/28歳/パート)

 

Young Japanese girl carrying food to father at table
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関西出身の私は薄味好きで、関東出身の旦那は濃い味が好き。この味覚の差にはとても苦労しました。新婚時代は、私が作った料理にいきなりソースをかけられて喧嘩になったことも。 「味噌汁が薄すぎてお湯みたいだ」と言った旦那に「もう二度とあなたに味噌汁は作らない!」と言ってしまったりと、とにかくいろいろありました。 でも、味つけの好みこそ合わないものの、お互い「食材の好き嫌い」がほとんどないことは不幸中の幸いだったと思います。そのため、夫婦で話し合って少しずつ工夫しながら今の形にたどり着いています。 まず、料理を作るときは、いったん薄味で完成させてお皿に盛りつけます。私はこれでいただきます。その後、旦那用に濃い目に味をつけなおして別のお皿に盛る。これだけのことでもめ事はすべて解決しました。 食の好みの差を埋めるとき、それが食材の好みなのか、味つけの好みなのか、それとも両方なのかを分けて考えて、問題を解決する方法を探すのが一番重要だと思います。