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韓国の定番料理のひとつ「ナムル」ですが、手軽に美味しく野菜をとることができますので、常備している方も多いのではないでしょうか?


市販のナムルも良いですが、オリジナルナムルを作ってみませんか?簡単に作ることができるナムルをいくつかご紹介しましょう。


◆ナムルとはどんな料理?

日本でもスッカリおなじみの料理になったナムルですが、まずは、ナムルとはどんな料理なのか確認しておくことにしましょう。


野菜、山菜、野草に味付けしたものになりますが、ナムルの意味は、ナ(野)ムル(物)で野物、つまり野菜という意味なのだそうです。


ナムルには大きく分けると2種類あります。生の野菜などで作った「生菜(センチェ)」と野菜などを湯通しして作った「熟菜(シュクチェ)」になります。


日本の料理で言えば、漬物というよりも和え物に近いと言えるかもしれません。ナムルの味付けには、ごま油、しょうゆ、ニンニク、唐辛子などが使われています。


お店では、ほうれんそう・大豆もやし・ぜんまいの3種類が盛り合わせられて出されることが多いので、これらのナムルを口にしたことがある方は多いのではないでしょうか?


また、ナムルはビビンバの具としても使われています。ビビンバはその名前の通りビビン(混ぜる)バ(ご飯)ですので、ご飯と具材を混ぜ合わせて食べる料理になります。


日本の丼は、ご飯の上に具材をのせて目で楽しんで食べる料理ですが、ビビンバとはこの点が異なるポイントと言えるかもしれません。


どうしてナムルがビビンバの具材の定番になってしまったのかは諸説あります。有力な説としては、韓国で今でも各家庭で年に数回行われている祭祀や茶例に由来するというものがあります。こうした行事にナムルは欠かすことのできないもので、昔は大きな家ではこうした行事のためにナムルをたくさん作っていたそうです。その時大量に作られたナムルを消費するために、ナムルをご飯に混ぜて食べるようになり、ビビンバの具材の定番がナムルになったと言われています。