SNSの投稿に反響「わが子の希望と親の葛藤」
── 大山さんといえば、先日、SNSで「双子の1人がバレーボールやりたい!と言い出しているけれど、毎日練習があったり1日中練習しているようなチームには絶対に入れたくなくて…」という投稿をされ、話題にもなりました。

大山さん:時代は変わりつつあるものの、特に小学校のバレーボールは長時間の練習が当たり前のところが多くて…。安心して預けられるところを探している最中です。現状を変えたいという思いでバレーボール普及活動を続けてきただけに、まだ昭和の考え方が残る今、いざわが子がバレーボールに興味を持っても、親の立場としては二の足を踏んでしまう。私だけでなく、そうした親御さんって全国に多いんだろうなと、複雑な気持ちになりました。
育成の年代は長時間練習もそうですが、どうしても勝つことにフォーカスしがちで、子どもよりも大人のほうが熱心な傾向がいまだにあります。育成期間は、本来、子どもがバレーボールに意思をもって向き合い、他者評価ではなく自己評価に価値をおいた環境であってほしい。そんな背景もあって、もしわが子がバレーボールを始めるとしても、小学生のうちはまだ本格的にチームに入ってプレーするまでは望まなくてもいいのかなと思ったりもします。
でも、本当に「バレーボールをやりたい」という気持ちが確認できたら、それは尊重したいですね。
取材・文:たかなしまき 写真:大山加奈