娘と過ごす濃密時間「突然巣立っても、もう十分」
── そうだったんですね。
西川さん:はい。以前ふたりで過ごす時間が減ってしまった時期があるんです。離婚して娘が小学生くらいのころ、カフェの経営をしていたんですよね。芸能界の仕事がいつまで続くかわからないし、「お母さん何の仕事しているの?」と聞かれたときに職業がはっきりわかるものがいいなって思って。でも、カフェの仕事が忙しくなったら、子どもとの時間がだいぶ減ってしまって。
結局コロナ禍のタイミングでカフェは閉じました。ちょうど娘の体調が悪くなり始めた時期で。「今日からお店行かないよ」というと、「じゃあ、これから心置きなく熱出せるね」って言われたんですよね。
今まで風邪をひいても家で心細い思いをさせてしまったんだな、と思ったら申し訳なくなって。今はそのぶんじゃないですけど、かなり濃密に一緒にいますね。
── その後は今の大家族の家で暮らすことに。
西川さん:賑やかにやってます。ただもう娘は18歳。今はふたりで一緒にいますが、ある日、突然「パッ」といなくなるんだろうな、とは思っています。でも、それで十分。それまでは一緒に楽しめたらいいなと思ってます。
取材・文:松永怜 写真:西川かの子