母の言葉に相手女性は「勘弁してください」と

前列左から西川かの子、兄の弘志、忠志、後列左から母ヘレン、きよし

── 出番とはいえ、その状況で2人を残して出ていく西川きよしさんもすごいですが、夫の浮気相手と相手の自宅でふたりきりとは…かなりの修羅場です。

 

西川さん:母はその女性に「うちは貯金がある代わりに借金もあります。うちにはきよしさんもいますけど、おじいちゃん、おばあちゃん、子どももたくさんいます。あなたが全部見てくれるなら、あなたが西川の家で暮らしてください。私はこれから生まれてくる子どもと一緒にここに住みます」というと、相手女性は「勘弁してください」って言ったそうです。

 

── お母さんは常に冷静な感じというか。

 

西川さん:泣き喚くとか、感情的になったら人は離れるっていうことがわかってるんだと思います。浮気以外、更年期症状とか祖父母の介護については嘆くことはあったけれど、父の浮気で取り乱す姿は誰も見なかったようです。

 

── 西川さんが子どもの頃、お父さんの浮気についてショックを受けたことはありましたか?

 

西川さん:普通はシリアスな話だと思うんですが、ショックを受けたことは全然ないんですよね。私自身、離婚して今はシングルマザーですが、再婚相手がこんなに浮気ばっかりしていたら笑ってられないと思います。でも父に関しては不思議と怒りが湧くことがなかったです。兄とも話をしていますが、父には複数の彼女がいましたが、相手の女性は若い方も多かったし、ほとんど父より年下だと思うんですね。

 

「もしこの先、父が亡くなって彼女たちが父のお葬式とか記帳に来たら、全然手を合わせてもらっていいよね」って話もしていて。もちろん母はいい気がしないと思うので、その間は誰かが母の係をするんでしょうけど、彼女には「よかったらゆっくり顔見ていってください」って言うつもりです。