「女性と遊んでいるからだと、相撲に真剣な彼の熱意に水を差したくなくて」。時津風親方(元幕内・土佐豊)と交際後も7年間、周囲にひた隠しながら愛を育んできた芸人・小泉エリさん。しかし彼が現役を引退すると予想外の展開が待っていました。電撃の婚約会見から10年。「プロポーズはあった?なかった?」。今だから明かせる当時の心境は。

電撃婚約会見から10年「実はプロポーズはなく」

―― よしもと芸人やマジシャンとして活動する小泉さんは、2016年2月に大相撲の安治川親方(元幕内・土佐豊)との電撃婚約会見をされました。当時の様子を教えていただけますか?

 

小泉さん:自分が婚約会見をしていることが信じられなくて…。まったく現実味がなかったです。7年間交際していたものの、結婚の話やプロポーズはいっさいなかったんです。それが大きく変化したのが、彼が現役引退の会見を終わらせた後のことでした。彼から「来週、後援会にあいさつに行く。きちんとした格好をして一緒に来てほしい」と、いきなりメールが来たんです。

 

突然の話に「どういうこと?」とパニックにもなりましたが、後援会という彼を応援してくれる方たちが集まる場所に、私が正装で行くのは「結婚の話」しかないだろうと思って…。でも、スーツさえ持っていないし、何を着たらいいかもわからず、服をあわてて買いに行きました。

 

小泉エリ
よしもと芸人として江戸川区にある葛西防災公園でロケをしたときの様子

―― プロポーズされないまま準備を進めたのですね。土佐豊関に、前もって「どういうこと?何があるの?」と、聞くことはなかったのでしょうか?

 

小泉さん:いえ。当時は、彼も引退直後だったのでバタバタしているだろう、問い詰めても何の解決にもならないと思ったんです。それで準備が遅れたら、困るのは私ですからね。私は性格的に、何か困ったことが起きてもあまり感情に振り回されないタイプなのかもしれません。当時も、まず自分は何をすべきかだけを考えていました。

 

親方や後援会にごあいさつに行った際、「結婚しようと思っています」と報告したのを横で見ていたんです。その後、私の両親へのあいさつをしてくれて、ふと「プロポーズされてないけど?」と伝えたんです。そのときに「あ、結婚してください」と言われました。私としては、プロポーズはロマンチックなイメージがあったので、現実はあっさりしていたかもしれません。でも、彼からするとあの「結婚してください」がプロポーズだったんです。あれよあれよという間にマスコミ向けの婚約会見も開くことに。会見で身に着ける振袖の手配などで大忙しでした。