菅野美穂さん、井森美幸さんなどのモノマネ芸で人気の梅小鉢・高田紗千子さん。夫であるお笑い芸人、なすなかにしの中西茂樹さんと出会って16年目での結婚でしたが、そこまで長引いたのにはある理由があって── 。（全3回中の2回）
年齢は3歳差、つき合ったのは芸人8年目
── 2017年になすなかにし・中西茂樹さんと結婚されました。出会いから16年もの長い歳月を経て結婚されたそうですね。
高田さん：そうなんです。同じ事務所でデビューが近いですし、年齢は3歳差。なすなかにしと梅小鉢でユニットライブをしていた時期もあり、最初から仲はよかったです。ライブ終わりにご飯を食べに行ったり、休みの日にほかの芸人仲間と一緒に遊びに行ったりすることがありました。でも、おつき合いをし始めたのは、私がモノマネをし始めて上京する少し前、芸人になって8年目くらいのころかな。
── つき合うことになったきっかけは何でしょうか？
高田さん：そうですね、明確なきっかけというよりは、なにかあるたびにお互い連絡を頻繁に取り合っていたので…。たとえば、仕事終わりの帰り道にはお互い電話をかけて話をするのが日常でしたし、一緒にいる時間が長くて「この人といると居心地がいいな」とは感じていました。いちおう夫が「つき合おう」というようなことを言ってくれたので、「じゃあそうしましょう」と。
── どのあたりが居心地よく感じていたのでしょうか？
高田さん：本当に何でもないことを話してても楽しくて、気が合ったんですよね。たとえば周囲の人たちに感じている「あの人ってこうだよね」というのが一緒でしたし、好き嫌いの感覚も似ていて。好きなことはもちろんですが、嫌だったことに関して「それ、めっちゃわかるわ」と共感してくれたのがうれしかったのは覚えています。あとは食の好みも似ています。お互い実家が京都ということもあり、価値観から感覚、食の趣味まで合うから居心地のよさを感じるんでしょうね。
内緒のはずが夫の相方・那須さんが暴露して
── おつき合いしていることは、周囲の芸人仲間には内緒にしていたのですか？
高田さん：私は相方には伝えて、ほかの人にはいちおう内緒ということにしていました。でも、なんだかみんな知っている雰囲気で。何でだろう？と思っていたところ、お正月に夫の実家に遊びに行くと親戚が集まっていて、那須さんも当然そこにいるので、「正月、親戚のあつまりに（高田）さっちゃんも来てたで」と、どうやら那須さんがポロっと言っちゃったみたいで（笑）。そこから私も仲のよい仲間には自分から話していました。
── 中西さん、昔は目つきも鋭くて「尖っていた」イメージがあります。
高田さん：めちゃくちゃ尖っていました。当時は私と一緒に歩いている姿も見られたくなかったみたいで、誰かに会ったらブワーッと走って逃げていましたし。おつき合い当初は、そんな彼が「かっこいい」と思っていました（笑）。
