2022年にAKB48を卒業したタレントの福留光帆さん。競艇好きという意外な一面がYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』で取り上げられ、ネットを中心に話題となりました。21歳の福留さんが競艇にハマったきっかけは幼少期にさかのぼります。(全3回中の3回)

子どものころからボートレース場が遊び場だった

幼少期の福留光帆さん
保育園に通っていたころの福留さん

── 初めてお父さんと一緒に競艇場に行かれたころのことを覚えていますか? 

 

福留さん:それが覚えていないんです。物心がついていないころだったんでしょうね。最初に連れていってくれたのが、父だったか祖父だったのかも覚えていなくて。でも、祖父の家に行くと決まって祖父が連れていってくれる場所がボートレース場だったことは覚えています。

 

── 大人ばかりの場所に連れていかれて怖くなかったですか?

 

福留さん:そんな印象は全然なかったんですよね。子どものころは、レース場にあるキッズルームで遊んでいました。水面の方には連れていかれなかったんです。だから、ボートレース場だとはわかっていなくて。今日はキッズルームに行くんだって思っていました。

 

── お父さんやおじいさんが競艇をやることに対して、どんなふうに感じていましたか?

 

福留さん:否定的な気持ちは全然なかったです。でも昔は、両親のケンカの原因になることもあったので、バカだなぁくらいは思っていましたが…。でも今は自分も競艇を楽しんでいるので、父に辞めてほしいとはまったく思わないですね。

 

福留光帆さん
今年出演した舞台「バンブー・サマー2024」でのオフショット

── 大きくなってからお父さんと一緒にボートレース場に通うようになったそうですが、何かきっかけがあったのですか?

 

福留さん:父と一緒に行くようになったのは、私が高校3年生のときに、ボートに興味を持つようになって、父に「見に行きたい」と言ったのがきっかけです。本当にふと、見に行ってみたいと思ったんですよ。

母に内緒で父と一緒に競艇に通った高校時代

── お母さんは、お父さんや福留さんがレース場に行くことに対しては何と?

 

福留さん:じつはボートレース場に行くことは、母には内緒にしていて。私は当時、通信制の高校に通っていたので毎日、通学する必要がなかったんです。学校がない日に、父の仕事の休みとタイミングが合うと、一緒にボートレース場に行っていました。父がボートレース場に行っていることを内緒にする代わりに、私が学校に行かずにボートレース場に行っていることを母には言わない、っていう極秘ルールがあったので、母は知らなかったんです。

 

福留光帆さん
成人式にて、お気に入りの振袖での一枚

── お父さんとレース場に行くようになってからは、競艇のどういう部分にハマっていきましたか?

 

福留さん:ハマった当時は高校生だったので、舟券は買えなかったんです。レースの順位を予想するというよりは、選手が好きなので追っかけをしていた感じですね。応援がメインでした。お父さんが舟券を買うときに「それはちょっと違うやろ~」って口を出したりはしていましたが。そういえば、まだ舟券が買えなかったので、レースとレースの合間はヒマでよく昼寝していたんです。そうしたら私がいびきをかいている動画を父が撮っていて(笑)。そんなことはよく覚えていますね。

 

── お父さんの的中率はどうでしたか?

 

福留さん:それが、全然当たらないんですよ! 私よりも当たっていないと思います。レース歴が長いだけですね。父はへそくりで競艇を楽しんでいるので、基本的に母には内緒なのですが…。それでも舟券が当たると、場内のフードを買ってくれたりしましたね。

 

── 福留さんが舟券を買えるようになってからは、どれくらいレースに使っていますか?

 

福留さん:競艇を始めて1年くらいは電動自転車3台分くらい負けていたのですが…。今月はすでに1台買えるぐらい予想を外しています。予算はいっさい決めていなくて。生きられる程度のお金を残して、思うがままに使っています(苦笑)。

 

私、お金の使い道がほとんどなくて。メイク道具もこのポーチに入るくらいしか持っていないし。あまり物欲がないんです。そのぶん競艇にかけている感じです。競艇をやっているときが一番楽しいので。

 

福留光帆さん
ボートレース戸田にて。鋭意予想中!

── 初めて当たったときのことは、覚えていますか?

 

福留さん:初めて当たったときは、あまり大きな的中していないので覚えていないのですよ。初めての万舟(まんしゅう・100円が1万円以上になる高配当の舟券)は覚えていますね。今も当たっても思うがままにずっとレースに賭けています。実家に帰ったときも、予定が合えば父とレース場に行っています。でも最近は忙しくなって、なかなかレース場に行けなくてめっちゃ寂しいです!