日々のコーデを制服化しているミニマリストのおふみさん。今年の冬は12着で過ごす予定で、いずれのアイテムにも共通しているのが「冬の不快を手放す」という点だそう。冬服選びの参考に!

冬服の不快感を排除する「買わないものリスト」

冬生まれなのに、生まれてこの方冬が苦手なのですが、その理由の6割くらいは服装由来だと気づきました。

 

肩こりなので厚着した時の服の重さに耐えられないこと、動いていない時は寒がりなのに、ほんの5分も歩くと真夏並みに汗だくになるほど汗かきなので温度調節が難しいこと。これらが理由で冬に出歩くと体調不良になるのが、冬嫌いの大きな要因を占めていました。

 

そこで数年前から冬服の不快感を排除しつつ、おしゃれを楽しむ方向にシフトしました。

 

これまでは人が着ているからと自分も所持していたアイテムがいくつかありました。ウールのコート、デニム、タートルネックのニット、あったかインナー。

 

これらのアイテムをおしゃれに、あるいは便利に使いこなしている人もたくさんいます。しかし、体の不快感を感じやすい人とそうでない人がいると思っていて、人に耐えられるからといって自分も耐えられるとは限らないと感じました。

 

そこで、自分は買わないものリストをつくりました。

 

リストに入れたのは、重い服、締め付けのあるボトムス、首周りがチクチクするもの、合成繊維のあったかインナー。

 

あったかインナーは汗かきの自分には暑すぎて合わないことに数年かけて気づいたのでやめることにしました。

 

該当のアイテムが雑誌などで特集されているのを目にすると、つい自分も買いたくなりますが、今までこれらのアイテムを着ていて幾度となく「合わないな」と感じてきました。忘れっぽい自分がそのことを何度でも思い出して購入を留まれるようにリストを作っています。

快適性を重視した冬の12着

これらの条件をもとに選んだ、最近の冬服についてご紹介します。

 

今年の冬はこの12着で過ごしています。

 

アウター2着、トップス5着、ボトムス4着、ワンピース1着です。締め付けのない服でゆったり過ごしたいのでボトムスはスカートの数が多めです。

 

色味はモノクロ、ブルー系、カーキに絞っていて、トップスとボトムスはどの組み合わせでも合わせられるようになっているので、朝の支度で色合わせに悩まずに済みます。

 

これらのアイテムは自分の体の快適性を重視して選びました。

 

アウターはとにかく軽さ重視。カーキのモッズコートは春・秋に着るトレンチコート並みの薄さで超軽量。

 

寒さが気になるところだと思いますが、防風仕様の素材なので想像以上の暖かさ。風をさえぎることさえできれば薄くてもアウターの中は暖かさを保てるのです。

 

首元が立ち上がっているニットを選ぶにしても、モックネックにしたり、締め付けが少なくゆるっとしたタートルネックを選んだりしています。

 

またニットは重くないものを。これまでニット一辺倒だったところに、スウェットも取り入れて軽く暖かく。

 

デニムは定番アイテムではあるものの、私はあきらめました。胃下垂気味で食後の締め付けがつらいので、もっと伸縮性のある素材を選ぶようにしました。

 

出歩く日はリブハイネック×ノーカラーシャツ×カットソーフレアスラックスが定番コーデ。パンツスタイルで動きやすく、脱ぎ着しやすいシャツで温度調節します。

 

屋内メインのおでかけならスウェットやフリースプルオーバー×スカートが定番コーデです。トップスは肩こりしないように軽さ重視で選んでいます。

 

スカートの日もパンツの日も、寒い時にはレッグウォーマーをつけて、暑くなったら外して、と温度調節しています。

 

みなさんもぜひ自分が不快に思う事柄を書き出してみてください。冬を少しでも楽に過ごせるようになるかもしれません。

 

PROFILE おふみ

整理収納アドバイザー1級のイラストレーター。夫婦ふたり暮らし。汚部屋状態から一念発起、2014年からミニマリストに。電子書籍『 ミニマリストおふみの好きなものとの身軽な暮らし 』(主婦と生活社)が発売中。

 

文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子