その方法があったか!と、思わず唸る。かにほさんがTwitterに投稿したピーマンの肉詰めの作り方が話題になっています。
ピーマンの肉詰めにお菓子作りの道具が活躍?
かにほさんの作るピーマンの肉詰めは画期的。なんと肉を詰めるときに「製菓用の絞り袋」を使います。
「趣味でお菓子作りをするので、家にホイップ用の絞り袋のストックがあって、これを使えばピーマンの肉詰めもラクなのでは?と思ってやってみたらうまくいったんです。以降、あまりの手軽さにずっとこの方法で作るようになりました。その様子を見た家族が『それいいね!』と褒めてくれたので、ご紹介しようと思い投稿しました」
普通のピーマンの肉詰めは、ピーマンをタテに半分に切るところから始まり、タネにつなぎを入れたり、片栗粉をピーマンの内側にはたいてタネが剥がれ落ちにくいようにしたりと手間がかかるもの。かにほさんの方法なら手も汚れず、剥がれ落ちる心配もいらず、細めのピーマンでも先端にまでぎっしりとタネを詰められます。
Twitterで紹介したところ、フォロワーからは「これならピーマンと肉が分離することもなくていいですね!!」「ソーセージ方式!天才ですか…」など、そのアイデアを称賛する声が寄せられました。
「私はタネをボウルで作っていますが、究極時短したい場合は絞り袋で混ぜるといいかもしれません。絞り袋も製菓用が家になければジッパーバッグなどの少し厚手のものを使うと注入しやすいですよ」
実際の作り方を見てみましょう。まず、ピーマン(15個)の上部を指で押して、ヘタと種を取り出します。合いびき肉300gとみじん切りにした玉ねぎ、卵1個、砂糖小さじ1、おろしにんにく2~3cm分、塩・こしょう各少々をボウルでよく混ぜて、絞り袋に入れます。ピーマンの上部からに肉だねを注入したら、油を引いたフライパンに並べ、200cc程度の水を入れてフタをし、蒸し焼きに。5分くらいしたら火が通ったか確認するべくひとつ切ってみて、肉の色が変わっていたら完成です。
食べる際はケチャップと中濃ソースを3対1で混ぜ、ピーマンにかけていただきます。お好みでおろしにんにくを少したすのもおすすめとのことです。一般的なピーマンの肉詰めとは異なり反面ずつじっくり焼いていく手間がなく、丸ごと蒸し焼きにするのでふっくらとやわらかく、ジューシーに仕上がるのも嬉しいポイント。
「お友達からも喜ばれて、皆さんにいい方法をご提案できてうれしかったです。お弁当のおかずにもぴったりで、家族もお気に入りなので、わが家ではヘビロテメニューです。夏場はスタミナをつけるべく少しにんにくを多めに入れたり、さっぱりポン酢で食べたりするのもおすすめですよ。フォロワーさんから和風だしやコンソメで煮込む方法などを教えてもらい、作ってみたいと思っています」と、かにほさん。
ピーマンが美味しい旬のこの時期に、ぜひみなさんもこのつくり方にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
取材・文/加藤文惠 画像提供/かにほ