1シーズン10着前後の服で着回すミニマリストのおふみさん。コツは「私服の制服化」。毎年、手持ち服の「色の方向性」を決めておくことで、買い物やコーディネートがスムーズになるそうです。

基本は「自分に似合う色」サブは「流行・好きな色」

「私服の制服化」をして8年以上経ちましたが、「服の色を決めておくと楽」ということに気づきました。私の場合は、毎年おおまかに「基本カラー」と「サブカラー」を決めています。

 

基本カラーは黒で、これは毎年変わりません。

 

黒はパーソナルカラー的に私に似合うだけでなく、好きな色でもあります。バッグや靴、ボトムスやワンピースといったアイテムでこの色を選ぶことが多いです。似合うとわかっていて失敗がないので、値が張るものや長年使うアイテム選びの際に安心感があります。

 

一方、サブカラーは毎年変わります。

 

去年は原色のグリーンを選びました。当時とてもはやっていたのでアイテムが豊富でした。グリーンのリブパンツに黒のワンピースを合わせたりして、流行を楽しんでいました。

 

そして今年のサブカラーはライトブルーに決めました。

 

正直言って、私にとってあまり似合う色とは言えませんが、好きな色という理由で選びました。黒が似合っているからこそ、サブカラーには少し似合わない色を取り入れてもトータルで調和すればいいと考えたのです。

 

実際、ライトブルーのブラウスに黒のキャミワンピースを重ねたりしていますが、ライトブルーが表に現れる面積を小さくしたり顔まわりから少し離したりすることで、案外顔色が悪く見えすぎることもなく、この色の取り合わせを楽しめています。

サブカラーが決まっていれば買い物も悩まない

例えば今年はこんなコーディネートをしています。

 

ライトブルーのシャツブラウスに黒のキャミワンピースを合わせると、シンプルでありながらも上品な雰囲気になるので、観劇の際によく着て行っていました。また、ブルーのストライプシャツに黒のパンツはカジュアルにまとめたい日によくするコーディネートです。

 

シャツなどカラー展開が豊富なものは色選びに迷いがちですが、サブカラーが決まっていればその色を選べばいいので迷わずにすみます。バッグや靴やキャミワンピースなどのアイテムが基本カラーで統一されていると、どんな装いにも合わせやすいので少ない数で暮らす上でも便利です。

 

皆さんもよかったら、ぜひ自分の好きな色や似合う色を想像しながら色を決めてみてください。色の方向性を明確にすることで、服を買う際に迷うことがなくなりますし、毎朝のコーディネートを考える際もスムーズになるので、おすすめです。

 

文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子