「水泳チームに入って、リレーの大会にも出ています」と語るのは、フジテレビの西山喜久恵アナ。西山さんが水泳を始めたのは40代前半の頃だと言います。仕事と子育てをしながら、水泳をはじめたのは子どもの気管支炎もあったと語ります。

子どもに苦しい思いをさせたくない

── 50代になって、年齢を重ねていきながら体調の変化を感じることはありますか?

 

西山さん:すぐに寝つけなくなってきた感じはありますね。今までは5分ほどでスコーンと眠れていたんです。でも、今は少し時間が掛かったり、家では子どもからウトウトしてると言われることもあります。

 

── 特に昼間は眠くなりますよね。体のために、何かしていることはありますか?

 

西山さん:40代前半くらいから水泳を始めました。おかげで四十肩とか五十肩にはなってないです。

 

後輩たちからも「キクさん元気ですね!」って。寝るまで少し時間がかかっても、体力はあるんですよ。だから、番組で疲れちゃったりすることはあまりないですね。

 

── ただ、当時はまだ小さいお子さんの子育てと仕事の両立と、今以上に大変な時期だったのかなと思います。水泳をはじめたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?

 

西山さん:実は、子どもが1歳のときに肺炎で入院して、気管支が弱いと診断されたんです。

 

担当の医師に「子どもに苦しい思いを何度もさせて入院するのは嫌です」と話すと、「水泳を始めてみたたらどうですか?」と勧められました。

 

子どもが水泳を習い始めるとどんどん上達していって、次第に選手コースで練習するようになりました。その様子を見ていたら、水泳ってなんだか楽しそう。私もちょっとはじめてみようかなと思ったのがきっかけです。以来、どっぷりハマっちゃって。

 

自分が水泳をはじめる前は、子どもが泳ぐ姿を見て「なんで最後の5メートルで息継ぎしちゃうの!」って思ってました。でも、いざ自分が泳いでみると「泳ぎ続けるのって、こんなに苦しいんだ…」って知りましたね。

 

それ以来、子どもにも「よくあんな苦しいところで息継ぎもしないで頑張れるわね」と掛ける言葉が変わりました(笑)。見ている分には何とでも言えますが、実際にやってみると大変さを実感しますね。

 

── 水泳を通じて親子の会話も増えそうですね。

 

西山さん:増えましたね!子どものほうが水泳についてよく理解しているし、子どもが「先生」のような感じでたくさん教えてくれるんです。その関係性がなんだか面白くて、水泳を始めてよかったなと思います。