仕事に家事に子育てに、日々邁進するイラストレーターの横峰沙弥香さん。自宅が仕事場だからこその楽しみや苦労、仕事を捗らせる工夫などを、ちょっと笑えて癒やされるイラストとともに紹介します。今回は「銭湯ライフ」について。最近のサウナ流行りはさておき、とにかく近所の昔ながらの銭湯にハマっているのだといいます。その意外な魅力を、熱く語ってもらいました!

銭湯を侮るなかれ…癒やし以上の効果・メリットてんこ盛り

ここのところ、お仕事で自分のSNSのタイムラインがやたらと銭湯づいているのですが、仕事やサウナの流行は置いておいても、銭湯は大好き。

 

昔は仕事の合間に夫婦で銭湯に立ち寄って、ゆっくり手足を伸ばして入浴を楽しむ…なんてこともできましたが、娘が幼稚園に入ったことでお迎えの時間が早くなってからはそれも叶わず。

 

大型の銭湯に行ったときに、夫婦のどちらかが子どもたちと食事でもしている隙に、湯船かサウナかを天秤にかけながらダッシュでお風呂!が関の山。もちろん、それができるだけでもありがたいのですが…。

 

そうやって「家族のレジャー」的な感覚でしょっちゅう銭湯に通っていたため、子どもたちはすっかり「銭湯のマナー」に慣れました。

 

身体を洗うソープ類やタオル、替えの下着が入った「マイ銭湯バッグ」も持っていて、それらを使ってきれいに身体を洗ってから湯船に浸かります。

 

使用した風呂桶なんかを綺麗にして下の位置に戻すことを覚えてからは、自宅のお風呂でも同じ行動をとるようになり、掃除までラクになるなど、予想外に嬉しいことも。

 

子どもと銭湯を楽しむって、すごく良いことがいっぱいなのでは…!

 

味を占めた私は、娘を幼稚園に迎えに行った帰りにふたりで銭湯に寄ることを思いつきました。

横峰さん連載イラスト1
横峰さん連載イラスト2
横峰さん連載イラスト3
横峰さん連載イラスト4

お迎えは14時。私の住んでいる地域は銭湯が多く、早いところでは15時から空いていたりするので、お迎えの後にのんびり散歩して銭湯で一番風呂、なんてこともできてしまうのです。

 

さっぱりと汚れを落として娘はご機嫌で帰宅。たとえ寝落ちしてしまっても、お風呂は済ませているという安心感ったらありません。

 

お風呂の手間が省けることで、夜間に仕事をするときも気がラクなのも嬉しくて、娘とふたり銭湯ブームは当面続きそうです。

横峰さん連載イラスト5

文・イラスト/横峰沙弥香