ランドセルを背負っている子供のイメージ
画像はイメージです

近年はランドセル選びが賑わいを見せており、「ラン活」という造語が生まれるほど。購入時期や売り切れ情報など気になるポイントはいろいろありますが、ネット上では「ランドセル選びで後悔したこと」が話題になっていました。

「デザインより軽さって重要だよね…」

ランドセル選びの後悔で多く見られた意見のひとつは、「もっと軽いものにすればよかった」というもの。高級な工房系のこだわりランドセルを選択したママから多く出た後悔です。

 

一方で上質なランドセルは、重いけれど手荒に扱っても6年間大丈夫だった、との意見も。長期間使うものなので丈夫さは大切ですが、「低学年のときは重そうでかわいそうだった」といった感想が寄せられています。

 

高級な工房系のランドセルを購入したママたちの後悔は他にも様々。「6年間あっという間だった。そんなに高い値段出さなくても、ショッピングモールとかでもっと安いものでもよかったかも」「6年間使ったら、金具とか取れてしまって高級感が保てなかった」などという声も。それらの意見に対して、「安くても軽くていいものたくさんあるよ」「安物ですが6年間問題なく使えました」などのコメントもありました。

魅惑のキラキラ! お姉さんになって後悔?

小さい子どもが好みがちなキラキラデザインは、やはり高学年になってから選んだ本人も後悔したというコメントが多数。

 

「キラキラで喜んだのは最初だけだった」との残念な末路のほか、「キラキラで本人が後悔するのは目に見えているから、オーソドックスなデザインに誘導するのが親の務め」という意見も。小学校に入る前の子どもが6年後の自分の好みを選ぶのは難しいので、後悔を少なくするためには大人がアドバイスしてあげるのも手ですね。

 

他にも「そもそも親が選んだのではいけないの?」といった疑問も噴出。特に男の子はこだわりがないケースが多いようで、「親が選んだもので本人も喜んでる」「こだわりなさ過ぎて結局売り場で決まらず後日ネット注文した」というコメントもありました。

 

「予算帯でいくつか選んで、最終的に候補のなかから子どもに選ばせた」との意見もあり、親が上手に誘導している家庭も少なくないようです。

年々ラン活は前倒し状況!

近年ランドセル商戦は前倒し状態になっているようです。「一般社団法人日本鞄協会 ランドセル工業会」がランドセルの購入に関する調査を実施。

 

ランドセルを検討開始する時期については入学前年の4月が最も多く、また約70%の家庭が7月までに検討を開始しています。価格帯も以前と比べて上昇傾向にあり、平均で5万6000円を超えているよう。

 

ちなみにランドセルの2023年度の最新トレンドは、「色」や「デザイン性」を重視する結果に。その一方で、機能性(軽さ)を重視すべきだったという声もあります。ただランドセル自体は重いという意見もありますが、ナイロンリュックと比較すると重さの分散性が優れており、身体への負担は小さいという結果も。

 

6年間毎日使い、決して安くない買い物であるランドセル。親子で納得のいくものを選べると良いですね。

文/内田裕子

参照/一般社団法人日本鞄協会 ランドセル工業会「ランドセルの購入に関する調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000100612.html