聞かないで～！「晩ご飯なに？」子供だけじゃなく夫まで…つらい

料理が好きな人も、そうでない人も、家族の夕食を毎日毎日考えて作るのはやっぱり大変なもの。

なのに、夫や子供からは当たり前のように「今日の晩ご飯なに？」と聞かれ、ついイラッとしてしまう…そんな経験はないでしょうか。

今回は多くのママが「晩ご飯なに？」に対してカチンとくる理由や、言われた時の切り返し方を、アンケートに基づき考えてみました。

75％のママが「晩ご飯なに？」にいらついている

まずは、0～12歳のお子さんがいる女性50人に「晩ご飯なに？」と言われたら腹が立つかどうか、4段階に分けて聞いてみました。

すると結果は以下のように。

いつも腹が立つ…35％
場合によっては腹が立つ…25％
腹が立つまではいかないが、少しモヤモヤする…15％
特に気にならない…25％

4人に1人は「気にならない」と答えましたが、それ以外の多くのママが「腹が立つ」「モヤモヤする」と答えています。

その理由も聞いてみると、何パターンかに分かれるものの、そこには共通の不満があることが分かりました。

当然のように言われるのがモヤモヤする

まず、もっとも多かったのが、メニューを聞かれること以前に「なんで当然のように毎日私が料理する前提になっているの？」という声です。

「フルタイムの共働きなので、週末は夫が料理を担当してもバチは当たらないと思うんですが、夕方になると晩飯なに～？と悪気なく聞いてくる。このままだと、息子も料理はママが作るのが当たり前と思ってしまいますよね」（Iさん・会社員・2歳児のママ）

「専業主婦だって、365日食事作りはつらいです。でも外で稼いでくることができないので、今日ちょっとしんどいと思っても、ケータリングや外食はなかなか言い出せず…そのタイミングでご飯なに？と言われると、作らないとも言いにくく、悲しくなってしまいます」（Tさん・専業主婦・小学1年生と3歳児と1歳児のママ）

作るのはいいけど…メニューを聞かないで

次に多かった声は、料理は作るけど、メニューを聞かれるのは困る！というものでした。

「私は料理が苦手だし、キッシュだとかビーフストロガノフだとか、わーっと喜ばれるような答えは無理！野菜炒めとか買ってきたコロッケとかだから、聞かれても答えるのがしんどいです。男性は料理できなくてもそこまで負い目を感じなくて済むからいいですよね」（Kさん・公務員・小学6年生と4年生のママ）

「家の晩ご飯のおかずって、お店みたいにハンバーグ！とか酢豚！とか名付けられない日も多くないですか？もやしと残ったお肉を蒸したやつ、とか残ったカニカマとキュウリをなんかドレッシングで和えたやつ、とか。晩ご飯なに？と聞かれても、いろいろ～って答えちゃう」（Eさん・美容師・小学5年生と2年生と5歳児のママ）

「ママ、晩ご飯なに？と聞かれて、今夜は肉じゃがよ～♪なんて毎日優しく答える母でいたいですが…夏休み、朝も昼も晩も作っていたら正直もうネタ切れです！ありあわせです！」（Sさん・パート・小学4年生と2年生のママ）

「名もなき家事」のありがたみを知ってほしい

そして、「晩ご飯」といっても、料理するだけじゃなく、それにまつわるさまざまな「名もなき家事」があることを忘れないで…という声も印象的でした。

「献立を考えるのってけっこう重いタスクじゃないですか？月の食費の予算内で、栄養バランスも考えて。和洋中もあまり連続させないように、家族それぞれの苦手な食材が重ならないように、冷蔵庫の古い食材を順に使い切れるように、とか考えてたら、かなり時間とっちゃうんですよね。そこで夫が簡単にご飯なに？って聞いてきて、答えたらなーんだみたいな反応だと、自分で一度やってみれば！？と思っちゃいます」（Aさん・会社員・小学1年生と5歳児のママ）

「夫も子供も、晩ご飯がなにかと聞いてくる以上、聞いただけで済ませる気じゃないよね？と食い下がっています。フライだよと教えたからには、衣付けや油の処理など手伝ってもらわないと」（Iさん・飲食店勤務・5年生のママ）