親子での会話のイメージ
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幼稚園くらいになってくると子どもはおしゃべりになってきますよね。最初のうちはかわいいものの、毎日相手をしていると、ときには疲れてしまうことも。以前ネット上では「子どものおしゃべりが辛い…」というママの悩みが話題に上がっていました。

子どものおしゃべりに正直ウンザリ

幼稚園に入ったばかりの娘を育てるあるママは、朝から晩までずっと話しかけてくるおしゃべりなわが子への対応に悩み中。「私が何をしていようが、『ママ何してるの?』『ママそれ何?』と話しかけて来ます」「ひっきりなしに話しかけてくるので、土日は頭がおかしくなりそうです」と悩みを打ち明けていました。

 

どう対応すればいいのかわからないママは「同じようなお子さんをお持ちの方はどうやって精神を保っているのでしょうか」と、同じ悩みを持つママの意見を参考にしたい様子。

 

彼女の悩みには共感の声が多数上がっており、「静かにしてって言っても、何で静かにしなきゃいけないの? と言われる」「席外しても追いかけてきて辛い…」などさまざまなコメントがあがっています。

 

「聞き流すと『聞いてよねぇ!』と言われる」という声もあるように、無視をするわけにもいかないよう。子どものおしゃべりに悩まされているママはかなり多いようです。

家族で対応する?

たくさんのママが子どものおしゃべりに悩まされているなか、家族に手伝ってもらい対応するママも。年少の息子を育てるAさんは、ずっと話しかけて来る子どもに「お兄ちゃんやお父さんに話してみて、って言って分散」したと報告。

 

また子どもの注意を別のものに向ける作戦のママも多く、「お菓子食べ放題、YouTube観放題みたいな時間をつくって回避してる」といったアイデアが。特にYouTubeは効果的なようで、「YouTubeを観ている時間は静か」という声が多く寄せられていました。

 

他にも子どもの「何してるの?」に対して、「『不思議だねー』『なんでだろうねー』と軽く返事をしてあげるだけでも落ち着くのが早くなった」との意見も。あまり気にしすぎず、よく話すなぁと鷹揚にかまえて相手をしてあげられるといいのかもしれませんね。

子どもとの会話が少ない家庭も?

子どものおしゃべりにウンザリしているママの悩みについて取り上げましたが、逆に子どもとの会話が少ないと感じている人も多いようです。

 

グリコが子育て中のママ500人を対象にした「親子の会話」に関する調査では、「自分が子どもの頃よりも、親子の会話が62%程度に減っている」との結果が。これは親子ともにスマホを持つようになったことが原因だそうです。

 

具体的な時間をみると、「スマホ利用時間」は「1時間以上2時間未満」の回答が31%と最も多い結果に。一方で「子どもと対面で会話する時間」で最も回答が多かったのは、「30分以上1時間未満」の28%となりました。1日にスマホを見ている時間が、子どもと話している時間よりも長い親子は少なくないようです。

 

成長してスマホを持ち出すと減ってしまいがちな親子の会話。そう思うと、おしゃべりに悩まされる時期も貴重なのかもしれませんね。

文/内田裕子

参照/グリコ「親子の会話に関する調査」https://web.pucchin.jp/muffin/index.html