ハマったきっかけは9歳の頃のイタリア生活

現在、日本在住の華金サイゼさんですが、サイゼリヤにハマったきっかけは、9歳の頃に親の転勤でイタリアへ移り住んだことが大きく関係しているそう。環境には恵まれたものの、慣れない土地や言語、文化の違いを痛感させられたそう。しかし、子どもだった自分にとって唯一の世界だった学校から取り残されないよう、不慣れな英語で友達に話しかけ、読めない筆記体を必死に板書し、昼食のカフェテリアでイタリアンを食べるなど、やれることを死に物狂いで挑戦したといいます。

 

その結果、帰国する頃にはすっかり生活は楽しくなっていたものの、当時は友人たちに合わせようと必死で、食べたイタリアンの味の記憶はあまりないのだとか。そのような経験もあってか、日本で出会ったサイゼリヤの味には、当時とは違うワクワクを実感。かつての記憶を上書きするように、サイゼリヤに通い詰め、まだ見ぬ美味しい食べ方の研究をしているのだそうです。

華金サイゼさんの投稿。サイゼリヤに対する想いが綴られている

さらに、サイゼリヤを調べるうち、お店自体にも興味を抱くようになったのだとか。同じ食材を使った既存メニューの数を調べたり、青豆のサラダの豆の数を数えてひと粒あたりの単価を計算したこともあったそう。

 

そんな華金サイゼさんが今までサイゼリヤについて調べたことで、いちばん感動したのは「広告戦略」。サイゼリヤがあえて広告を出さない戦略をとっていることに驚き、深く調べてみると、既存顧客の満足度を大切にした戦略をとっているためだと知ったのだそうです。

 

「サービスや品質は損なわず、物価高でも低価格を維持。短期ではなく、中長期的な顧客満足度を大事にしているため、宣伝費をかけずとも結果的にファンからの口コミが増えていく。実際、僕も感動して、誰に頼まれたわけでもなくサイゼリヤの発信をしているので(笑)。ファンを生む経営方針はとても魅力的だなと思っています」

 

味や価格だけではない満足感がある。今度の華金は家族でサイゼリヤに行ってみては?

 

取材・文:可児純奈 写真:華金サイゼ ※メニューは取材時のものです