他人より優位に立ちたい!?インスタ依存症への警告

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通勤途中のスキマ時間でも見ることができるSNS。中でもおしゃれな写真がタイムラインに流れてくるインスタグラムは、ついついスクロールしてしまいますよね。他の働くママのライフスタイルはどんな感じ?と、覗き見したくなるというあなた。もしかして、知らず知らずのうちにインスタ依存症になっているかもしれません。今回は、そんなインスタ依存症がもたらす悪影響からインスタ依存症への対処法まで、詳しくご説明します。

 

一体どこから?インスタ依存症の症状と悪影響


インスタグラムやフェイスブック、ツイッターなどのSNSは、近年のスマホの普及と共に、利用者数も右肩上がりのサービスとなりました。中でも、インスタグラムは女性の利用者が多い傾向があり、ママ友同士の会話でも「インスタやってる?」なんて会話も珍しいものではないでしょう。上手に活用すれば趣味として楽しめるインスタグラムですが、一歩間違えると、あなたを心身に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。

では、一体どのような状態をインスタ依存症と呼ぶのでしょうか?

 

 

症状1.インスタを見ていないと不安になってしまう

インスタ依存症の人は、朝起きてすぐや食事中、会話中など、少しでも時間ができるとインスタを見てしまいます。多くの人が寝ている夜中や早朝でも、お構いなしに投稿してしまうことも。

また最近は、「ストーリーズ」と呼ばれるスライドショー形式での写真・動画の投稿やライブ配信ができる機能の人気が高くなっていることも、インスタを見る回数が増える原因になっています。特に、ストーリーズは24時間で消えてしまうため、インスタを常に見たい衝動に駆られてしまうのです。

しかし、家族団らんの時間にもインスタを見ていたら、家族との会話が上の空になってしまいますよね。自分でも気付かぬうちに、夫や子どもに淋しい思いをさせてしまっているかもしれませんよ。

 

症状2.過度に加工した写真や私生活の写真を毎日アップする

他人によく思われたいがために写真を過度に装飾して投稿し、優越感に浸っていませんか?加工アプリをいくつも使って、自分の自撮りや子どもの写真を加工してアップすることが習慣になっている人は、インスタ依存症の可能性が高いと言えます。働く女性の場合、毎日のファッションや手料理をアップする人は少ないかもしれませんが、インターネット上にアップした画像は悪用されてしまう可能性があることも忘れてはいけません。

自分や子どもの写真が勝手に転載されていたら…。考えるだけでとても恐いですよね。自分だけではなく、子どものプライバシーや安全に配慮できていない無防備な方も多いため、「もしかしたら犯罪に巻き込まれるかもしれない」というくらいの危機感は必要かもしれません。

 

症状3.「いいね」やコメントのチェックは欠かさない

投稿した写真についた「いいね」や、コメントをすべてチェックしていませんか?「いいね」の数にこだわるがあまり、『いいねの増やし方』を検索したことのある人は要注意。他人から評価されることで自分の価値を認めているのであれば、かなり危険な状態です。

「いいね」欲しさに必死になって毎日投稿したり、フォロワーの数に一喜一憂したりしている人はインスタ依存症だと言っても良いでしょう。本来は、フォローするのもしないのも自由で気軽なところがインスタグラムの長所であるはずなのに、数字だけにこだわっていると日々の投稿も楽しくなくなってしまいますし、本末転倒ではないでしょうか?

 

症状4.睡眠不足が原因で日常生活に支障をきたしている

夜中にインスタを見ていることで睡眠不足になり、仕事でミスをしたり家事に集中できなかったりしていませんか?就寝前にスマホを見続けると、画面が放つブルーライトによって目が疲れ、ホルモンバランスを崩す原因になってしまいます。ホルモンバランスが崩れると、睡眠不足に加えて肌荒れを起こしたり体に不調をきたすように。

仕事に家事に育児にと、体が資本の私たちにとって良質な睡眠が大切です。インスタのやりすぎは、睡眠にも美容にも大敵なのです。

 

インスタ依存症から抜け出すために


現代病とも言われるインスタ依存症。インスタ依存症の症状に当てはまる方も多かったのではないでしょうか?インスタ依存症から抜け出すためには、まず自分の生活スタイルを見直す必要があります。

 

1.スマホを見ない時間を意識してつくる

スマホが手元にあると、ついついインスタを開いてしまう…なんてことを防ぐために、夜寝る前はスマホの電源は必ず切りましょう。それが無理でも、せめて手の届かないところに置いて寝るようにしてください。就寝前にスマホから離れることで、質の良い睡眠も確保することができますよ。

 

2.インスタ以外の楽しみを見つける

寝る前にインスタを見る代わりに、雑誌を読んだり、休日は子どもと体を動かしたり、スマホを使わない趣味を見つけてみましょう。スマホの利用時間を徐々に減らすことで、依存度が低くなるはずです。

 

 

インスタグラムに限らず、何事もやり過ぎは心身のバランスを崩しかねません。適度な距離感を保ちながら、楽しく活用できたらいいですね。

 

文/久木田みすづ

参考:COSMOPOLITAN「もしや、インスタ依存!? SNSの健康的な使い方って?」 https://www.cosmopolitan.com/jp/beauty-fashion/health/a25257064/warning-signs-instagram-unhealthy/
BUSINESS JORNAL「
インスタ&FB依存で「うつ」になる中高年が激増…使うほど主観的幸福感低下、仕事に支障も」 https://biz-journal.jp/2017/12/post_21794.html

 

久木田みすづ

精神保健福祉士・社会福祉士。福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。