181-1

 

女の世界にありがちなのが、「マウンティング」です。相手よりも自分を優位に立たせようとする行為のことで、実際にされると、非常にモヤモヤしてしまいますよね! ママになると難しいのが、「人間関係は自分だけのものではない」ということ。特に子どもがまだ幼い時期には、ママ同士の関係が、子どもの人間関係にもダイレクトに影響を与えてしまう可能性もあります。 あからさまに無視するのが難しいとしたら……マウンティングママには、どう対処するべきなの? マウンティングママと接してもモヤモヤしないための、取扱説明書を紹介します。

 

■引いた方が勝ち!

マウンティングママの目的は、相手よりも優位に立つこと。相手よりも優越感を抱くことで、自身の気持ちを安定させているようなケースもあります。 自分よりも優れた人と一緒にいると、嫉妬の感情ややるせなさばかりを感じてしまう人もいます。このようなタイプのママにとっては、「まずマウントをとること」で、自身の立場を守ろうとしているのですね。 さてこのような「目的」を知ったとき、「くだらない……」と思う方は多いはずです。「え!? そんなことのために!?」と驚いてしまうこともあるかもしれませんね。 こんな感情を抱くことができたら、その時点であなたの「勝ち」です。本来なら、ママ友同士の関係に「勝ち」も「負け」も存在しませんが、相手の方から仕掛けてきた場合は別。圧倒的に勝っているのですから、あえて同じ土俵に上がって勝負をする必要はありません。 「では具体的にどうすれば良いの?」という点についてですが、なんとなく聞き流していればOKです。「マウンティングされたくないから」という理由で、見栄を張る必要もありませんし、うそをつく必要もありません。 聞かれたことに「答えられる」と思ったときには、素直な答えを伝えるだけでOKです。そこに相手がどんな反応を返してきたとしても、いちいち気に留めなくても大丈夫です。

 

■魔法の言葉は「羨ましいわ~」

マウンティングママと向き合うときには、相手の言葉をただ受け流すのが効果的! しかし現実のママ友社会においては、「適度な相槌」が求められるようなケースも少なくありません。 このような場合には、マウンティングママに効果的な魔法の言葉を使ってみましょう。 その言葉とは、「え~! すご~い! 羨ましいわ~」というものです。相手側は、この言葉を言ってもらうために、わざわざマウンティングを仕掛けているわけですから、「あえて相手が望む言葉をかけてあげる」というわけですね。 そんなことで意味があるの?と思うこともあるかもしれませんが、相手の心を満たすことで、それ以上マウンティングされない可能性も高まります。マウンティングママの中で、「この人は相手にならない」という答えが出れば、必要以上に絡まれることもなくなるでしょう。 ごく自然に、程よい距離感を保てるようになるはずです。