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家族の幸せのため、「まずは収入を増やそう!」と考える方は少なくありません。手に入るお金が多ければ多いほど、豊かで幸福な人生が送れるような気がしますよね。 しかし実際には、収入と幸福度が比例しない例も少なくないのです。 収入が高くなくても、幸せにはなれる!? 決して「お金持ち」というわけではなくても、幸福度が高い家族の特徴を5つ紹介します。

 

■子どもの人数は2人以上

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将来の教育費破たんのリスクを考え、「子どもは1人だけ」と決めている夫婦も、決して少なくありません。しかし家族の人数と幸福度に関わるアンケートを実施したところ、家族の人数が多いほど、幸福度が上がりやすいことがわかっています。 家族の人数が増えれば、その分家庭内での人間関係は複雑化します。誰かのために何かをしたり、逆に何かをしてもらったり、金銭面以外で「やりがい」や「生きる意味」を実感しやすい環境となります。 また家族の中で何か問題が起きたときでも、人数が多い方が「気がまぎれる」ということもありそうですね。夫婦喧嘩が勃発しても、子どもの数が多ければ多いほど、夫婦協力して乗り切るしかありません。 子どもがもたらしてくれる「笑顔」の数も、相乗効果でどんどん増えていきそうですよ。

 

■両親と近居

家族の幸福度をアップさせるためには、祖父母世代との関係性も重要なポイントとなります。もっとも幸福度が高まりやすいのは、「同居」でも「長距離別居」でもなく、「近距離別居」。いわゆる「スープが冷めない距離」というものですね。 祖父母世代と近所で生活していれば、子育ての負担が両親だけにのしかかることもありません。具合が悪くなってしまったとき、誰かにサポートして欲しいときに、気軽にお願いできることでしょう。 また子どもにとっても、良い意味で「逃げ場」ができるというメリットがあります。両親に叱られたときでも、安心して逃げ込める祖父母の家があるということは、精神衛生上、非常に大きな意味を持ちます。 「だったら同居では?」と思ってしまいそうですが、両親との距離が近すぎると、お互いに目につくポイントも多くなります。あえて「ほどほどの距離」を保つことが、幸福度アップの秘訣なのですね。