ミニマリストとしていくつもの著書を持つおふみさん。「12月は家の不用品を片づける大きなチャンス!」だといいます。「スッキリした気持ちで新年を迎えたい」と思う今、先延ばしにしていた片づけ作業に着手でき、モノを手放しやすいからだそう。おふみさんが実践する「手放す」コツとは?

「捨てる」ことのハードルの高さ

早いものでもう師走、今年も最後の残すところ1か月をきりました。捨てようと思っていたけれど、部屋の片隅に積み上がったままのモノはありませんか?

 

使っていたものを、手放して家から出すのって本当に大変ですよね。

 

なぜなら、「捨てる」とひと口に言っても、実はそのプロセスは2段階になっているからなんです。

 

まず1段階目は、「これを手放す」と決心すること。そして、2段階目は、手放すと決めたものを実際に家の中から出すこと。

 

手放すと決めることもひと苦労ですが、この2段階目はさらにハードルが高いと感じています。

 

単純に壊れていてもう使えないものなら捨てればいいのですが、多少なりとも物としての機能が残っていると悩ましく、フリマアプリで売る、中古買取に持ちこむ、人に譲る、それも難しそうなら捨てるという形で、選択肢がいろいろ出てきます。

 

どの方法を選ぶか決めるのも大変だし、フリマアプリに出品するために写真を撮るのもめんどう。コメントのやりとりや発送もひと苦労です。

 

それなら人に譲るか、と思うものの「できれば元を取りたいし、一度出品してからでもいいのでは…」という考えがよぎりがち。そしていざ出品したはいいけれど、数か月売れ残り、部屋の片隅に積み上がったまま…という状態になってしまう、あるあるですよね。

 

というか、今まさにこういった状態のものがわが家にもあります。

 

実際に家から出すのって本当に大変なのですよね。

 

そこで、今年こそ「そういうものをすべて年内に家から出す!」と決めてしまいましょう。決心して手を動かしさえすれば、物事は進んでいきます。

 

「年内に捨ててスッキリし、新しい年を迎えたい!」という心理から、12月は手放すのにいい季節だと思っています。

 

また、「1年使わなかったなら来年も使わないだろう」と考えると手放す決断ができます。