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結婚して子どもが生まれると、マイホーム購入を検討される人も多いのではないでしょうか。

 

マイホームへの夢や憧れは家族それぞれ違いますので、購入前にそれをまとめる必要があります。せっかくのマイホームなのに、家族に不満が残るようではずっと後悔してしまいますよね。 マイホームを購入する前に、まずは家族で話し合いをして決めなくてならないことが多くあります。人生で一番高い買い物を失敗しないためにも、しっかり話し合ってみんなが満足できるマイホームを購入しましょう。

■まずは予算を決める

マイホームを購入する上でもっとも重要になってくるのが、資金計画です。 自分たちの収入に見合ったマイホームを購入しないと、マイホームを手に入れても高額な住宅ローンに苦しめられることになります。 マイホームに対していろいろ希望があったとしても、予算内で収まるかどうか分かりません。 今の収入と貯蓄でどの程度まで借り入れができるか調べておくと、マイホーム購入が現実的になってきます。 住宅ローンは一般的に年収の6倍から7倍程度が借り入れできるといわれていますが、他に借り入れがある場合はもう少し下がります。 マイホーム購入のために頭金を貯金している場合、限度額ギリギリまで借り入れするのか、それとも余裕をもって返済できる金額にするのか、家族で話し合っておく必要があります。 マイホーム購入は土地と住宅費用以外に仲介手数料や不動産取得税、固定資産税や都市計画税、登記費用や印紙税など、さまざまな諸経費が必要になりますので、それを踏まえて予算を組まなくてはなりません。 一般的に新築マンションで購入費用の3~5パーセント、戸建や中古マンションの場合は6~13パーセントの諸費用が必要となるといわれていますが、条件によってはこれよりも高くなる場合もあります。

■立地条件を決める

購入費用が決まったら次に決めなくてはならないのが、どこのエリアに購入するか立地条件を決めることです。 子どもがいる場合は理想の学校区で決める、夫婦の通勤を考えるなら駅の近くを探す、実家の近くがいいなど、いろいろ希望の条件はあると思います。 また、周辺環境が整っていないと生活が不便なので、そうしたことも条件に含めておくとエリアを決めやすいでしょう。 近くにスーパーやコンビニがある、子どもが遊べる公園がある、夜は閑静な街がいいなど条件をまとめておきましょう。 家族の要望を全て叶える立地条件のエリアはなかなか難しいので、優先順位をつけておくと、希望のエリアを探すことができます。

■マイホーム購入までのスケジュールを決める

マイホーム購入は妥協したくないと思う人も多く、いろいろな物件を見学しに出かけます。 しかし、不動産は毎日のように新しい物件が出てくるので、今日見た物件よりも優良物件が出てくるかもしれないと思い、決めかねる人も少なくありません。 マイホームを購入する場合はいつまで購入するかを決めていないと、なかなか購入のきっかけがつかめないこともあります。 何軒も物件を見ていると、最終的には最初見た物件が一番良かった、なんてことにもなりかねません。 また、マイホーム購入まで時間がかかればかかるほど、その間の賃貸費用が必要になりますので、結果的にはマイホーム購入費が高くなってしまうとこになります。 子どもが学校に入学するまで、来年の〇月までといったように、マイホーム購入のスケジュールをたてておくと、マイホーム購入を長期化させずに済むでしょう。