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毎日のバスタイム、みなさまはどのように過ごしていますか?

 

子どもが生まれる前は、疲れをリセット&リラックスできる時間だった。けれど、子どもとのお風呂タイムはそうはいかない。お風呂がリラックスの場から戦場に変わった……というのは、ママの最たる悩みなのでは。

 

とはいえ、日々寒さが増していく今日この頃。あたたかい湯船に入る時間を楽しまないなんて、もったいなくないですか? 子どもと一緒でドタバタであろうが、毎日のバスタイムを大切に、楽しみたいものです。

 

そこで、「バスタイムの楽しみかた」について、あらゆる角度から研究を重ねてきたバスリエ株式会社・代表の松永武さんに、お話をお伺いしてきました。

 

全3回の記事に分けてお送りする第1回目は、「毎日のバスタイムをより効果的にするヒント」について、教えていただきました。

 

バスタイムを効果的にするための3ポイント

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「お風呂って毎日のことなのに、なんとなく入ってるという人が圧倒的に多い。それって、本当にもったいないことなんですよ」と松永さん。

 

ご自身は入浴の仕方に気を配るようになってからというものの、心身ともに軽くなったり、精力的に毎日を送ることができるようになったとか。そんな経験から「バスタイムのよりよい過ごし方を多くの人に伝えたい」という一心で、効果的なバスタイムについて研究しバスリエ株式会社を立ち上げた、いわば“お風呂のプロ”です。

 

そんな松永さんに、お風呂の効果的な入り方について聞きました。

 

「お風呂で大切なのは、お湯の温度と入っている時間。“体や心がどうなりたいのか”を明確にして湯温や時間を調整すると、体や心にグンと効果的にはたらきますよ」

 

そこで、目的別のお風呂の入り方について、簡単に教えていただきました。

 

ポイント1.体へのアプローチを考える


 

  • 疲れを取りたい場合

「38°C〜40°Cのぬるめのお湯に 10 分ほど浸かりましょう。ぬるめのお湯にリラックスしながらゆっくり入ると、ストレスが軽減されます」

  • 肩こりをほぐしたい場合

「38°C〜40°Cのぬるめのお湯に 10 分ほど浸かりましょう。入浴中にエクササイズをすることで、肩こりが軽減されます」

  • 冷えを解消したい場合

「冷えには、温冷交代浴が効果的です。40°Cのお湯に 3 分浸かった後、 23 〜26°C の冷水を手足に約 10 秒かけます。これを 4〜5 回繰り返しましょう。習慣として続けるといいでしょう」

 

ポイント2.心へのアプローチを考える


「気分そのものを変化させるという効果もお風呂にはあるんですよ」と松永さん。そのときの気分によって、お風呂の入りかたにこだわるのもアリ。

 

  • 気分の落ち込み

「42°Cの熱めのお湯に 5分ほど浸かり、交感神経を高めましょう。熱めのシャワーを浴びるだけでも効果 があります。また、交感神経を高める精油を使ったアロマバスも効果的です」

  • イライラを解消

「38°C〜40°Cのぬるめのお湯に 10 分〜20 分浸かりましょう。 気分を落ち着ける精油を使ったアロマバスや、お湯に浸かりながら腹式呼吸をするのもおすすめです」

 

ポイント3.入るタイミングを考える

「体や心だけでなく、お風呂に入るタイミングも重要なんです」と松永さん。とくに気になる「食事とお風呂がどっちが先?」について聞きました。

 

  • 「食事の前にお風呂」は食欲をおさえてくれる

「食べる量をおさえたいなら、食事の前にお風呂がいいですね。湯につかることで血流が体じゅうに分散されるため、消化管の活動がおさえられ胃腸の働きがにぶくなり、食欲が減る傾向に。胃液の分泌もおさえられ、空腹感も減少します」

  • 「食後のお風呂」は30分は空けて

 子どもと一緒だと、食べ汚しなどを考えて食事の後にお風呂に入れたい……というママも多いはず。

 

「ごはんを食べた後にお風呂に入るのなら、食後すぐの入浴はNG。食後は胃に血流が集中し消化活動をしますが、湯につかると全身に血流が分散され消化が悪くなってしまいます。ごはんを食べてから30分は空けたいですね」

 

ところで、“バスリエ”って一体何?

バスリエ=“お風呂のソムリエ”

ワインにはソムリエ、野菜には野菜ソムリエがいるように、楽しく快適で健康的なバスタイムを過ごすための選定師、それが「バスリエ」です。

 

そんな「バスリエ」という考え方を提唱しているのが、バスリエ株式会社の代表である松永武さん。毎日のバスタイムの過ごしかたが、私たちの日々の健康や美容に大いに役立つと考え、バスタイムにまつわるサービスや商品など、あらゆる角度から心地いいバスタイムを提案しています。

 

「バスリエ検定」を受けると、誰でもバスリエになれる

バスリエとは、バスタイムの一番最良な過ごし方を知っている人。といっても、決して敷居の高いものではなく、お風呂に関する基本的な知識があれば誰でもなることができるのだとか。

 

「入浴に関する基本中の基本をもっともっとみなさんに知ってもらうべく『バスリエ検定』というサービスをはじめました」と松永さん。

バスリエ検定を受けるのは、とても簡単。

 

バスリエのwebサイト上から名前とメールアドレスを入力するだけで、簡単に検定を受けることができます。お風呂に関する28の設問に、選択式で答えを選んでいきます。間違えても大丈夫。正解するまで再挑戦することができます。

 

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正解すると次の設問に進み、どんどんと設問に答えていくと、お風呂の作用や効果的な入浴方法について知ることができるしくみになっていてとっても楽しい!簡単な設問ばかりなので、答えるたびに、自然と知識となっていきます。

 

設問にすべて正解すると、「合格おめでとうございます!」の言葉とともに、認定証書が表示されます。「+BATHLIER(プラスバスリエ)」への会員登録をする画面にて登録すれば、認定証書が送られてくるというしくみです。

 

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すべての設問に答えても所要時間は10分もかからないほど。快適にバスタイムを過ごすハウツーがつまっているので、ぜひトライしてみてください。

松永さんからメッセージ

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入浴とは「技術」。技術を磨けば入浴の効果があがる

「僕は“入浴って技術”だと思うんです。どんな入浴方法がいいかは、人それぞれ違うし、その日の体調や心の状態によっても違う。季節によっても違う。自分にあった技術を磨いていかないと、バスタイムでの本当の気持ち良さを得られないんです。だからこそ、意識してどんな入浴の仕方が自分にあってるのかを探って欲しいですね。ぜひ、入浴技術を高めてください」

 

お湯には必ず浸かりましょう

「そして、湯船には絶対に使って欲しいんです。夏などはとくに、忙しいとシャワーで済ませてしまうことが多いかと思いますが、忙しい人ほどお風呂に入ってほしい! 体を洗うよりもお風呂に浸かるのを優先させてほしいくらいです」

 

一日一回必ず入る、お風呂。その効果的な入り方を覚えると、気持ちと体をリセットでき、精神的な安定につながるという。

 

「それを積み重ねていくことは、より良い人生を送る大きなツールを手にすることにも繋がると思います」

 

忙しいママはどうすれば?

とはいえ、ママのバスタイムって結構バタバタなんです……。

 

そこで、第2回目の記事では、「

お風呂のソムリエが教える!忙しいママのストレスが軽減する究極の入浴法

」についてクローズアップして聞きました!

 

PROFILE|バスリエ 松永武さん


バスリエ株式会社 代表取締役・一般社団法人HOT JAPAN 代表理事。「お風呂に入ったら、鉛のように疲れきった体が文字通り“すうっと”ラクになった」という経験をもとに、「バスタイムを楽しむ」に特化したサービスを提案。自社サイトや楽天市場でのグッズ販売や、バスタイムを楽しむサービスを次々と手がけ、セミナー講師や入浴剤のワークショップも精力的に行っている。バスリエ・バスグッズマニアとして、各メディアでも活躍中。「バスグッズを50,000点試したバスグッズマニア」として、『マツコの知らない世界』でも、そのお風呂の知識を披露したことで一気にその名を知られるように。

 

取材・文/松崎愛香 撮影/田尻陽子