木村石鹸「&SOAP～STEP BY STEP」家事を"ユニセックス"にする浴室用洗剤

料理や洗濯、掃除は毎日のこと。だからこそ、すぐれた機能と心ときめくデザインが両立したアイテムを使って、家事を楽しい時間に変えませんか？

 

第5回は掃除の行程を3ステップに分け、家事シェアをスムーズにしてくれる木村石鹸の「&SOAP〜STEP BY STEP」をご紹介。

「&SOAP～STEP BY STEP」で家事分担が当たり前に

 

2000年以上も前から私たちの生活の中にあったにも関わらず、現代の便利な生活において忘れられた存在となりつつある「石鹸」。大正13年創業の家庭用洗剤などを扱うメーカー「木村石鹸」により、「石鹸の可能性を再び考え直し、さらに“新しい家事のかたち”を提案する」というプロジェクトにて開発された商品が「&SOAP」です。

 

木村石鹸は石けんを扱う会社であったのにも関わらず、石けんを中心にした商品がありませんでした。そこで、石けんを主に使ったブランドを展開するにいたります。

 

その際にわかったことは、石けんのことを「知っているようで実はよく知らない」という人がじつに多いということ。石けんというと固形を思い浮かべる人が多いのですが、じつは石けんには粉末や液体もあります。そういったことを世の中の人に知ってもらうべく、新しい石けんアイテムを生み出そう、そんな想いで&SOAPは生まれました。

 

また、「家事」というできればやりたくないマイナスの行為をプラスにする価値提供をしたいという想いも同時にありました。そこで“新しい家事のかたち”の提案も、盛り込むことになります。先進国の中でも日本では、まだまだ家事負担が女性に偏っているという実情があります。そんな日本において「男女で家事をシェアリングしてほしい」という思いが込められ、開発にいたりました。

 

作業工程を3段階に分けてタスクを明確化

そんな&SOAPの第一弾シリーズとなるのが「STEP BY STEP」。キッチン、バス、トイレ、ファブリックと4つのシーンで使えるラインナップがあり、今回紹介するのは、バスで使える浴室用洗剤です。

 

こちらは3本で1セットとなっており、それぞれに「つけ置き」「毎日のお掃除」「コーティング」と役割があります。「1ステップが1つずつ」と分けられているのは、夫婦間や家庭の中での家事の分担をしやすくするため。

 

「普段のお風呂掃除は私がやるね。そのかわり週末に02のコーティングでカビ対策をお願いしたいな」「じゃあ大掃除として月イチで00のつけ置きも僕がやるよ」…と、例えばこんなふうに。

 

夫婦の間で家事を分担することが生活のなかで普通のことになっていくことで、共働き時代の日常の課題の解決につながります。

3種類の洗剤がそれぞれ最大限の効果を発揮する

 

自社で焚いた純石鹸分をベースに、安全性の担保された成分だけを配合。それでいて掃除洗剤としての効果もきちんと感じるのは、用途別にセパレートされているからこそ。

 

最近では1本で完結するオールインワインの洗剤が多く見られますが、クレンジング、洗浄、コーディングと1本ずつ分けられていることで、それぞれの効果を最大限に引き出したものとなっています。

 

使い方は簡単。3種類の洗剤を順番に使っていくだけです。

 

STEP1　[BATH 00]バス プレ クリーン…お風呂用つけおき粉洗剤

浴槽、風呂釜をまとめてつけ置きするための洗剤。使用するのは1回につき1袋（200g）。これが2袋入っています。使いかたは、残り湯に1袋をすべて入れて、つけ置きするだけ。浴槽、浴室備品、風呂釜、配管まで一気にまとめてまる洗いすることができます。月1回の集中掃除として。

 

STEP2　[BATH 01]バス メインクリーン …お風呂用洗浄剤

こちらは、日々のお掃除に。通常の浴室用洗剤と同じように、スポンジやブラシに適量とり、使います。浴槽、浴室の床、壁、備品に付着した水アカ汚れ、石鹸カス、皮脂汚れなどに。

 

STEP3　[BATH 02]バス アフターケア… お風呂用コーティング剤

カビ、ヌメリなどを除去した後に2〜5回スプレーし、不要な布やスポンジで広げて一晩乾燥させます。掃除したあとでもどうしてもカビが生えやすい浴室ですが、月に2回ほどのコーティングをしておくとカビ、ヌメリの発生を予防し、通常のお掃除の負担を軽減できます。

 

月に1回[BATH 00]でお風呂のまるごとつけ置き洗いをして、溜まった汚れを取り除きます。その上で普段使いのお風呂掃除には[BATH 01]を使い、仕上げに[BATH 02]でコーティングしてカビやヌメリを防止。このように3ステップを行うことで、お風呂の清潔をキープできるのです。

「家事＝女性の役割」というイメージを払拭するデザイン

一見メンズ用の化粧品のような、モノトーンのカラーリングとスタイリッシュなフォント。通常の浴室用洗剤は効果が目立つようにデザインされたものが多いなか、&SOAPはそれとは全く別の視点からデザインされました。

 

ある調査で「日本の男性は世界一家事をしない」というデータがあり、企業としてこの問題の解決に少しでも寄与できないか？という所に着想を経て生まれた&SOAP。デザイン面でもこの点に重きを置いて「男性が使いたくなるようなもの」を目指して作られました。そこには「ユニセックスなデザインにすることで、より家事自体をユニセックスなものにできたら」という想いが込められています。

 

外に出しておける洗練されたデザイン

また、一般の浴室用洗剤はそのデザイン性から「飾るのではなく戸棚のなかに収納する」という人がほとんどではないでしょうか。&SOAPはその常識を覆し、「飾りたくなる美しいデザイン」を心がけました。そうして「家庭を美しくする道具が美しくない」という“矛盾”をなくすことにもチャレンジしています。

 

そのため、たとえ使った後に置きっぱなしでも、インテリアにすっとなじんでくれるような、洗練された佇まいとなっています。

 

「STEP1のつけ置きをやっておいてくれたら、僕がこすり洗いとコーティングをしておくよ」。パパの掃除へのモチベーションを上げてくれるユニセックスでスタイリッシュなデザインの「&SOAP～STEP BY STEP」で、家事分担をもっと当たり前にしていきませんか？

 

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文／松崎愛香　撮影／田尻陽子