小川沙織さん/モデル Profile ファッションやライフスタイルモデルとして、ママ雑誌、広告、CMなどで活躍。最近では整理収納アドバイザー2級を取得。幼稚園などでママ向けの整理収納講座も開催。

生活に必要なものはスーツケースひとつ

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アンティーク雑貨やキャラクターグッズなど、家族のお気に入りが飾られた小川さん宅のリビング&ダイニング。作りつけの収納は小さな衣類用クローゼットだけなのですが、本当に必要ではないものを〝持たない"ことで、すっきり片づいた空間を保っています。 小川さんがこの〝持たない収納"にたどり着いたきっかけが、4年前に起きた東日本大震災でした。 「長女のことが心配で、地元の九州へ避難したんです。荷物はスーツケースたったひとつ。生きるために必要なものって、実はとても少ないんだと実感しました」 そこで、東京に戻ってからは家のものをあらためて選別。不要なものをまとめたところ、なんとゴミ袋40個分にもおよびました。すると、そこからの生活が一変! 物を探す手間がはぶけ、家事や仕事がスムーズになったのです。 現在は月1回、フリーマーケットに欠かさず参加。定期的に親子で持ち物をチェックし、使わなくなったものはリサイクルすることで、家族で物をふやさないように心がけているそうです。

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(右)テーブルに置かれたかごの中には、ひんぱんに使うハンドクリームなどのコスメアイテムを収納。(左)ル・クルーゼのほうろ う容器に古歯ブラシなどをストックし、すぐ掃除ができるように。  

間仕切りやデッドスペースを収納に生かす

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部屋の間仕切りに使っているパーテーションは、収納用のポケットつき。「ラベリングをして、しまう場所を明確にしています」。  

飾りながらしまうことで収納の少なさをカバー

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動物形の抜き型や花をさしていない花びんなど、本来は棚の中で保管するものも、インテリアとしてリビングに配置。家族の記念写真は額に入れたり、雑貨と並べたりするこ とで、生活感をカバー。作りつけ収納の少なさも上手に補っている。 

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持たない一方、部屋のインテリアには家族のお気に入りをコーディネート。みんなが居ごこちよく暮らせる工夫も忘れません。