働く年数で期待する内容が変化!?

“厳しい指導=期待の裏返し”という声が見られましたが、世の上司たちは部下に対してどのような期待をしているのか気になるところ。一般社団法人日本能率協会が以前実施した「『若手社員育成』に対する意識アンケート」の結果を見ていきましょう。

 

同調査では、206名の管理職に向けて「新入社員に期待する能力・スキル」を質問。現在期待している項目として、最も多かったのは「コミュニケーション力(62.1%)」でした。ほかにも「素直さ(40.3%)」「ビジネスマナー(37.9%)」などの回答が高い割合に。まずは仕事に対する知識や技術よりも、“一緒に働きやすい人間性”を求めているようです。

 

また「今後3年以内に強化してほしい能力・スキル」をたずねたところ、「業務上必要な専門知識・技術(52.4%)」が1位にランクイン。部下の経験年数によって、“期待する項目”も変化することがわかりました。

 

上司から厳しい指導を受けた場合は、「期待されている証拠」と思うことで落ち込まずに済むかもしれませんね。

 

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文/牧野聡子

参照/一般社団法人日本能率協会「『若手社員育成』に対する意識アンケート」https://jma-news.com/wp-content/uploads/2019/09/6ca639c3e4b259733560a03eadddf0bf.pdf