約6万時間も短縮できる!?

“押印業務廃止”によって無駄な出社が必要なくなるほかに、どのようなメリットがあるのでしょうか?

 

サントリーホールディングスを例にとると、1つ目に紙の消費や印刷代の削減が挙げられます。全ての決済がオンライン上で完結するため、紙の準備や印刷が必要なくなり、“ペーパレス化”が実現。紙の消費もおさえられるので、エコにもつながりますね。

 

2つ目のメリットは「作業時間の削減」。サントリーホールディングスによれば、押印業務を廃止にすることで、なんと年間約6万時間分の業務効率化を見込んでいるようです。

 

新システムに対して好評の声が多いなか、「行政の書類もハンコなしにしてほしい!」「役所もペーパレス化を見習うべき」というコメントも。企業だけでなく、“公的機関の押印廃止”を望む人は少なくありません。

 

企業以外には、東北大学も“脱ハンコ”に取り組んでいる模様。今年5月に発表されたプレスリリースによると、東北大学はオンライン事務化を宣言しました。各種手続きの完全オンライン化を進めていき、同時に電子決裁システムも導入。サントリーホールディングスと同様、業務の効率性向上を目指しています。