“褒めてくれる人”が理想の上司像!?

肯定派の中には、“新人社員”からの声も多数寄せられています。新人社員に共通したのは「怒られるのが怖い」というシンプルな意見でした。「怒られ慣れてないから仕事で注意されるのがとにかく怖い。怖い思いをしたくないから、叱られないために仕事をしています」「恐怖心から自然と上司の顔色を窺うようになった」などの声も目立ちます。

 

「怒られたくない」と思って委縮する新人社員に対し、周りはどのように接すればいいのでしょうか?

 

一般社団法人日本能率協会は、以前「若手社員育成」に関するアンケート調査を実施。同調査では、新入社員が抱く“理想の上司像”が明らかになりました。

 

まず上位を占めた回答を見ていくと、「仕事について丁寧な指導をする(44.5%)」「仕事の結果に対するねぎらい・褒め言葉を忘れない(33.3%)」がランキング入りしています。多くの新入社員は、“褒める人”を理想の上司として選ぶ傾向にあるようです。

 

しかしなかには、「場合によっては叱ってくれる(21.4%)」との回答も寄せられていました。仕事でミスしたときは、「しっかり怒ってほしい」と思う人もいるようですね。

 

仕事に対する姿勢や考え方は人によって違いますが、周りの目を気にせずポジティブに働くことが理想と言えそうです。

 

関連記事:入社5年も「やりたい仕事を任されない」やる気以外で決定的にたりない能力は?

 

文/内田裕子

参照/一般社団法人日本能率協会「『若手社員育成』に対する意識アンケート」https://jma-news.com/wp-content/uploads/2019/09/6ca639c3e4b259733560a03eadddf0bf.pdf