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コアタイムのないフレックスが「これまでと同じように働きたい」ママの気持ちを救ったーユニ・チャームの取り組み

仕事

2019.11.23

2019.11.29

 

共働き時代に合った私らしい生き方・働き方を模索するCHANTO総研。今回は「ライフサポートフレックス」と「短時間勤務」という二つの制度を選択することで「自分らしい勤務時間の選択」ができるユニ・チャーム株式会社を取材しました。

 

ライフステージに合わせて選択できる勤務時間

 

──フレックスタイム制を導入している企業が多い中、ユニ・チャームでは「コアタイムなし」という「ライフサポートフレックス」制度を取り入れているそうですが、具体的にはどんな制度なんですか?

 

Nさん(ユニ・チャーム):

ライフサポートフレックスは、小学6年生以下の子どもの育児をしている社員、または家族の介護が必要な社員が対象。弊社の定時は8時〜16時50分ですが、この制度を利用している社員は、コアタイムを設けずに働くことができます。

「フレックスタイム制」は、会社ごとにコアタイムが設定され、それ以外の始業・終業時間を自身で決定するのが一般的ですよね。でも、ユニ・チャームが導入するライフサポートフレックスは、所定の勤務時間を月内に満たせば一日に何時間働くかを自身で決められるという制度です。

 

Hさん(ユニ・チャーム):

例えば「今日は午前中の3時間だけ働いて、明日は夜8時まで長めに働く」など、自身のライフスタイルに合わせて働くことができるのがメリットです。2018年度ではこの制度を男性17人、女性51人が利用しました。制度利用者は女性が多いものの、社内での理解は男女年齢問わず浸透しています。

 

「できない日」も割り切れる働き方

2歳のお子さんの育児と仕事を両立するNさん

 

──Nさんは現在、2歳のお子さんの育児と仕事を両立されていますが、妊娠中にライフサポートフレックスを利用されたんですよね?

 

Nさん(ユニ・チャーム):

妊娠中は体調が良い日もあれば、つわりで朝起きられない日もあります。しかし『これまでと同じように働きたい』という気持ちが強くあり、ライフサポートフレックス制度の申請をすることにしました。

 

コアタイムがないので、その日の体調に合わせて、これまでと同じ仕事量をこなすことができ、仕事に対する物足りなさを感じることはありませんでした。なおかつフルタイムと同じお給料を頂けるというのは嬉しいですよね。

 

広報IR室のHさん

 

Nさん(ユニ・チャーム):

当時は、これまで通り仕事をしたいという意欲がある一方で、「妊娠中に何かあった時に仕事に穴を開けてしまうのでは」と不安を抱えていました。

体調不良で仕事を休むことに「申し訳ない」という気持ちも大きかったです。でも、この制度を利用したことで、「今日の分は別日に補おう」、と割り切った気持ちで勤務することができました。

二つの制度のスイッチで自分らしく働き続ける


──出産後は子どもを保育園に預け、9〜15時の「短時間勤務」に変更されたそうですね。

 

Nさん(ユニ・チャーム):

「何時までに寝かしつけたい、平日でもしっかり手料理する時間を確保したい」など、産後はやはり育児へかける思いも大きくなって。復職後は仕事以外の時間がより確保しやすい短時間勤務を選択しました。ライフサポートフレックス利用時と比べると、勤務時間が短くなり、毎日の就業時間も固定されているので、多少の物足りなさや『夕方以降のイベントやミーティングに参加できない』というジレンマを感じることもあります。でもそこはチームメンバーに任せ、終業後は家庭と育児に気持ちを切り替えて保育園へ。短時間勤務を利用することで、仕事にも育児にも注力でき、「今の私がやりたいこと」のバランスが取れるようになりました。

 

──短時間勤務を選択することで、育児と仕事の両立が図れるようになったんですね。お子さんの手がかからなくなったら、ライフサポートフレックスに戻す可能性もありますか?

 

Nさん(ユニ・チャーム):

やはり仕事も好きなので、仕事のやりがいも充実させていきたいと思っています。子どもがもう少し大きくなった時に、働き方と勤務時間について再度考えてみたいです。社内制度をうまく活用して、仕事も、家庭も、プライベートも自分らしくいられるのは嬉しいし、楽しいですね!

 

自分らしく働くための勤務形態を選択

 

──勤務形態以外にも、ユニ・チャームでは原則月4回の「在宅勤務」を認め、自分らしく仕事と家庭に向き合える「多様な働き方」を目指しているんですよね?

 

Hさん(ユニ・チャーム):

Nさんのように、育児と仕事を両立している先輩方は本当にパワフルで魅力的。これから出産、育児などのライフイベントを迎える身として、働き方について不安もありましたが、身近にいる先輩方がこうしてエネルギッシュに働いていると、自分も前向きになれます。

 

また、育児だけでなく家族の介護をするために、こういった制度を利用する社員もいます。ライフステージの変化で働く時間に制限ができることもありますが、仕事面でのスキルや経験がなくなるわけではありません。会社として、社員が働きやすい環境づくりと、長く働けるための仕組みづくりを今後も追求したいと思っています。

 

会社の制度をうまく利用する先輩社員の姿は、後輩社員たちの、今後ライフステージに変化が訪れた時の良い指針となるに違いありません。

 

取材・文/佐藤有香 撮影/緒方佳子

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