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目標を達成する人が密かに使う「リストの魔法」

仕事

2020.02.29

1年の抱負や、長期のプロジェクトなど、「あいまいな目標」を達成するのにもコツがあります。
研究者かつブロガーとして日々多くのアウトプットをし、『仕事と自分を変える 「リスト」の魔法』(KADOKAWA)を上梓した堀正岳氏が、仕事(研究)や生活に生かしている「箇条書きリスト」のメソッドを紹介する。
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当記事は「東洋経済オンライン」(運営:東洋経済新報社)の提供記事です

歴史上の偉人も「リスト」を作っていた

前回の記事で書きましたが、「箇条書きのリスト」には、物事をスッキリさせる効果と、ハッキリさせる効果の2つがあります。箇条書きのリストを「まったく書いたことがない」という人は、おそらくいないと思いますが、この2つの効果については、あまり意識されていないようです。

 

例えば「てこの原理」はあらゆる機械や、操作を必要とする製品に応用されている基本的な作動原理ですが、私たちが部屋の電気のスイッチをパチンと入れる際にその原理を意識することはありません。それと同じで、箇条書きのリストは紙にメモを残すのと同じくらいに基本的な方法であるために、多くの人が使っているにもかかわらず、その効果はほとんど意識されることがないのです。

 

しかし歴史をひもとけば、リストはあらゆる国や文化で使われていることがわかりますし、著名な作家や芸術家が残したリストも数多く知られています。

 

例えば大英博物館には紀元前13世紀、ラムセス2世の時代のエジプトでパピルスに書かれた夢占いのリストが収蔵されています。レオナルド・ダ・ヴィンチが書きつけた「解剖学的に興味のある事柄」のリストも伝わっています。ジョン・レノンが記者のインタビューに答えて書いたリストもあれば、歌手のマドンナが毎日の仕事や会社の経営のためにリストを手放さないという逸話もあります。

 

リストは、ペンと紙を持った人ならば誰もが一度は使ったことがあるほどありふれたものなのです。

 

リストは膨大な記憶や知識の整理もしてくれます。仏教は十二縁起や四諦といった形で教えをわかりやすく分解して説明していますし、キリスト教の教理問答のようなものも知識をリスト化しているといってもいいでしょう。パスカルの『パンセ』のように考えや感興を断章という形でリスト的に列挙しているケースもあれば、『万葉集』のようにまさにリストの形で情報を編さんしている本も限りなく存在します。

 

>>NEXT 思考するときに箇条書きして整理するのは自然である

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