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<3.送ってはいけないNGメール>

ここまでの内容をマスターすれば、あなたはビジネスメールの達人、とまでは言いませんが、相手に伝わりやすいメールを書くことができるようになっているでしょう。


では最後に、こんなことを書いてはダメ、なNGメールをご紹介しておきます。 ・ネット用語を使ったメール


若い人の中には、息をするようにSNSを操る人たちがいますが、そこでの言い回しをビジネスメールに使うべきではありません。


例えば(笑)、(泣)、wwwなど、ネットの中ではごく控えめと言えるこれらの表現も、ビジネスメールの中では御法度です。


・上から目線のメール


「大至急」「要回答」「厳守」など、メールにこれらの言葉を使う方がいますが、分かりやすい反面、目上の方に送るメールとしては、上から目線でものを言っているように見えるので、やめた方が無難です。


メールは電話や直接会っての会話と違い、その場の感情やノリを共感できないので、同じ言葉でも、口に出すとそんな風には感じないのに、メールの文章にすると厳しい・キツイ印象を与えてしまうことがよくあります。


相手に何かをして欲しいという依頼なら、その前に「大変恐縮ですが」「お手数ですが」「お時間のあるときに」などをつけると、印象が柔らかくなるのでオススメです。


・CC・BCCが正しく使えていないメール


ご存じだとは思いますが、


Toは宛先(メールを読んで欲しい人)


CCはメールを送ったことを知らせたい人


BCCはメールを送ったことを知らせたいが、BCCの人にメールを送ったことは、TOやCCの人には知らせたくない


という意味があります。 送ったメールに自信がないときに、CC,BCCをつけて第三者的な人に確認してもらうのは、チェック機能という意味では正しいのですが、中にはどんなメール内容であっても、多くの人をCCやBCCに指定する人がいます。


そんな部下を持つ上司のメールボックスは、常に未読メールで一杯な状態になってしまうでしょう。


それを読む上司の負担を全く考えず、すべてのメールにCCをつけるべきではありません。


また、CCのメンバー同士に面識がない場合は、CCではなくBCCにするべきです。 いかがでしたか?


意外に知らないことも多かったのではないでしょうか。あなたのビジネスメールのスキル向上に貢献できれば幸いです。