コピーしました
お使いの端末は
この機能に対応していません

佳子さま「週3テレワーク」で気になる女性皇族の「就職事情」「自己実現」

仕事

2021.06.20

昨年9月の「手話パフォーマンス甲子園」はお住まいから参加された佳子さま。写真/宮内庁

 

大学を卒業してから2年がたった秋篠宮家の次女・佳子さま(26)が、「全日本ろうあ連盟」の非常勤嘱託職員として5月から働かれている。

 

最近では、公務のほかに、仕事をもたれることが当たり前になっている内親王や女王方。

 

どんな理由や目的をもち取り組まれているのかを、上皇后美智子さま(86)と同い年で長年、皇室を取材してきたジャーナリストの渡邉みどりさんが解説してくれた。

眞子さまの結婚問題が影響?

「佳子さまは学生時代から、手話の公務に取り組まれています。毎年、『全国高校生手話パフォーマンス甲子園』の式典に参加し、昨年はオンラインによる手話で、ビデオメッセージをお寄せになりました。

 

そんなご縁もあり、ろうあ連盟の仕事に興味を持たれたのでしょう。“コロナ禍”を反映して週3回のリモートワークだそうですね」

 

大学を卒業して、しばらくしてからの就職にはいくつかの理由があると見ている。

 

「ひとつは、平成から令和の改元にまつわる諸行事が落ち着いたこと。昨年は新型コロナウイルスが未知の部分が多く、ご活動がしにくかったこと。

 

さらには、姉の眞子さま(29)の結婚問題の長期化も関係しているかもしれません。たとえ佳子さまにお相手がいたとしても、姉より先にというわけにはいかないので、その間に“新たな仕事”に挑戦される気持ちになったのかもしれません」

 

自身の職場で、上皇ご夫妻を案内されたこともある眞子さま(’17年12月)。撮影/JMPA

 

眞子さまは、ICU(国際基督教大学)時代にはアルバイトも経験している。

 

美術を専攻していたことから、東京大学総合研究博物館特任研究員に。週に数回、通勤されている。

就職する義務はない

佳子さまは大学卒業後に“なぜ就職されないのか?”という声も出たが、女性皇族が職につき賃金をもらうという“伝統”は、つい最近始まったものだという。

 

「女性皇族に限らず、皇室の方々は公務と呼ばれる公的な仕事や宮中での祈りの行事が第一で、就職する義務はありません。

 

昭和天皇の皇女方までの時代は、大学卒業前後に結婚が決まったので、皇族とし就職されることはありませんでした」

 

山階鳥類研究所で仕事をする清子さん(’05年3月) 。撮影/JMPA

 

「女性皇族の就職の先駆けとなったのは、美智子さまの長女・黒田清子(さやこ)さん(52)ですね。紀宮(のりのみや)時代の清子さんは、大学卒業後に山科(やましな)鳥類研究所に就職されました」

 

非常勤研究助手や非常勤研究員として13年勤務して、カワセミの研究などを続け、仕事で対価を得た初めての女性皇族と言われている。

 公務は“受け身”の仕事

「女性の社会進出、晩婚化、高学歴化と一致する動きだったと思います。

 

佳子さまは記者会見で、父・秋篠宮さま(55)の教えとして、公務は自分の興味からするものではなく、大切にするべき“いただいた仕事”と述べられました。

 

つまり、個人的な関心や自己実現のためには、自ら選んだ職場で仕事をするということです。

 

結婚すると一般人になる女性皇族にとっては、それまでに、一般社会を実地で学ぶ目的もあると思います。

 

共働きが当たり前になる時代を見越して、美智子さまは清子さんを導かれたのでしょう。その後の女性皇族はほぼ、一般の営利企業ではありませんが就職されています」

 

博士号をもちながら、精力的に活動される彬子さま(’18年2月)。撮影/JMPA 

団体設立も

「高学歴化といえば、三笠宮(みかさのみや)家の彬子(あきこ)さま(39)は、オックスフォード大学で女性皇族としては初めての博士号を取得されています。

 

その学識を生かし、京都産業大学や国学院大学や千葉工業大学などで、特別教授や客員教授をお務めに。

 

子どもたちに伝統文化を伝えることを目的とした団体『心游舎』(しんゆうしゃ)を設立されたのも、ご自身のライフワークとしての要素が強いと思います」

 

妹の瑶子(ようこ)さま(37)も、常勤の嘱託職員として、日本赤十字社に勤務されていたこともあった。

 

「高円宮(たかまどのみや)家の長女・承子(つぐご)さま(35)も、日本ユニセフ協会の常勤の嘱託職員として働き、東ティモールに出張されたこともあります。

 

 三女の守谷絢子(もりや・あやこ)さん(30)も、卒業した城西国際大学の研究員としてご結婚まで勤務されていましたね」

 

公務も積極的にお出ましになる承子さま(’19年11月)。写真/週刊女性

 

美智子さまは就職されたことはないが、以降に皇室入りした妃殿下方は仕事を持たれていたことも影響しているようだ。

 

「皇后雅子さま(57)は外務省勤務、秋篠宮妃紀子さま(54)は学習院大学の大学院。

 

彬子さまと瑶子さまの母・信子さま(66)は、幼稚園で英語講師、高円宮妃久子さま(67)は、ケンブリッジ大大学院を出て通訳をされるなど、立派な経歴や職歴をお持ちです。

 

そのお子さま方が、一般の仕事に興味を持たれるのは当然だと思います」

 

12月に20歳になられる愛子さま。写真/宮内庁

 

今年、20歳を迎えられる天皇・皇后両陛下の長女・愛子さま(19)の“就職先”も気になるところ。

 

「当然どこかで働かれると思いますが、天皇陛下と同じく歴史や、日本文学がお好きなので、まずは大学院に進学してから研究職を希望されるかもしれません」

 

皇族としての生き方も多様化しているなか、愛子さまは今までにない就職をされるかもしれない。

 

渡邉みどりさんPROFILE

わたなべ・みどり。ジャーナリスト。文化学園大学客員教授。1934年、東京都生まれ。早大卒業後、日本テレビ放送網入社。女性で初の日本民間放送連盟賞・テレビ社会部門最優秀賞を受賞。皇室関連の著書多数。近著に『美智子さま いのちの旅ー未来へー』(講談社刊)

あなたにオススメの記事

仕事テーマ : 【社会問題】その他の記事

社会問題
もっと見る