「ファミリーデー」を開催する企業が増加中


「デスクに写真」については、「職場に家族を持ち込む」というテーマと繋がりがありそうです。最近企業で広がりつつあるのが、家族を職場に招待する「ファミリーデー」の開催。いくつか事例をピックアップしてみましょう。

 

素材開発の分野で活躍する「日本ゴア」は、創立60周年を記念した「ファミリーデー」を開催しました。「社員の日々の活躍を支えてきたのは、その家族の皆さま」とした上で、「ご家族に感謝の気持ちを示すと共に、職場や仕事内容を知ることで会社に対する理解を深めてもらう」ことを目的に設定。

 

プログラムは2つに分かれており、子ども向けには「1日社員入社式」「テクノロジーの体験コーナー」「海外社員との英語によるウェブ会議」「社員との名刺交換」を実施。妻を含めた大人に対しては「プロ登山家の竹内洋岳さんの講演会」が行われました。

 

またICTサービスを展開する「ネットワンシステムズ」の「ファミリーデー」には、166組571名が参加。子ども達は「営業体験」や「ビデオ会議による『3拠点対抗じゃんけん大会』」などを楽しんでいた模様です。

 

こうした取り組みには、「職場の人が“実はいいパパ”だって気づけるのは良いこと」「会社と家族で一体感を作るのはステキだよね」と支持する声が多数。「ファミリーデー」を行う企業が増えるほど、「デスクに写真」を置くパパも増えそうですね。

 

文/古山翔